静岡の「THE SMOKE CLUB」がBBQ日本一に輝き世界大会へ挑戦

静岡の「THE SMOKE CLUB」がBBQ大会で圧倒的勝利

静岡県から参加した「THE SMOKE CLUB」は、2025年6月29日に千葉県幕張で初めて開催された「JAPAN BBQ CHAMPIONSHIP 2025」において優勝し、世界的なフードスポーツイベント「World Food Championships」（WFC）への出場権を獲得しました。この大会は、日本初となるBBQの公式競技で、アメリカのBBQ文化を広めることを目的としています。全国から8つのチームが集まり、チキンレッグとスペアリブの2種類の料理で、調理技術、見た目、味などを競います。

初開催の盛況

約500名のBBQファンが集結し、参加者による迫力のあるライブクッキングを楽しむ中、競技は行われました。選手たちはWeberグリルやスモーカーを使用し、食材は指定されたスペアリブやチキンレッグから30秒以内に選ぶという緊迫した状況で進行しました。火の加減やスモークの技術が仕上がりに大きく影響するため、選手たちの創意工夫が際立ちました。

競技には厳格なルールがあり、見た目、調理の正確さ、味の3つの基準で評価が行われます。最終的には、静岡の「THE SMOKE CLUB」が見事に優勝を果たしました。

優勝の瞬間

「THE SMOKE CLUB」は、特にスペアリブで93.7点という高得点を獲得しました。ウィスキーとバターを使用した下処理と特製のチョコレートソースにより、独自の味わいと深みを持たせたこの料理は、多くの観客を魅了しました。チキンレッグでも88.2点を獲得し、2種目の合計で唯一90点台、合計平均90.9点をマークしました。

主催者を代表してJason Tiang氏が「THE SMOKE CLUB」にWFC出場権「ゴールデンチケット」を授与し、チームメンバーは喜びに沸きました。ピットマスターの平田匡人さんは、「日々の努力と仲間との学びが結実した結果。世界大会でも日本のBBQを持って挑戦したい」と語っています。

次なる挑戦へ

「THE SMOKE CLUB」は、2023年10月16日から19日までインディアナポリスで行われるWFCのBBQ部門に出場予定です。この大会では、日本から3つの部門に選手が出場し、料理を競技として楽しむフードスポーツの新たな魅力に注目が集まります。競技参加者全員が一丸となって、最高の料理を提供し、世界の舞台で日本のBBQの良さを伝えるチャンスを得ました。