五感を刺激する浮世絵体験、博多で開催中の特別展

浮世絵の新しい楽しみ方「動き出す浮世絵展 FUKUOKA」

福岡市のJR博多シティにて、8月17日（土）まで開催されている「動き出す浮世絵展 FUKUOKA」では、浮世絵をテーマにした体感型デジタルアートミュージアムが展開されています。本展は、JR博多シティ、KBC、シーズライブ、一旗、テレビ愛知による実行委員会が主催しており、2025年6月から約51日間にわたって開催されます。この特別な展覧会では、江戸時代の浮世絵を大胆にアレンジし、300点以上の作品をもとに製作した美しい3DCGアニメーションやプロジェクションマッピングを活用した展示が行われています。

五感で楽しむ浮世絵の世界

展覧会は「眺」「藍」「麗」「彩」「遊」「錦」「豪」「雅」の9つの異なるテーマエリアで構成されており、来場者はそれぞれの空間で独自の体験を楽しむことができます。各エリアでは、映像とともに浮世絵作品の解説があり、実際の原作と照らし合わせながら鑑賞が可能です。

また、江戸時代に実際に刷られた浮世絵や復刻版も展示されており、観るだけでなく学ぶ楽しさも提供しています。特に、小学校2年生以上をターゲットにした、わかりやすい解説が添えられた展示は、親子での訪問にも安心です。

香りや遊びの要素も取り入れた体験

本展では、香水ブランド『破天荒』とのコラボレーションエリアも用意されています。「麗」エリアでは、「魁」の香りが漂い、美人画の世界を拡張。さらに、「雅」エリアでは「花火」の香りが加わり、心躍る映像とともに贅沢な没入体験を楽しめます。

「遊」の部屋では、おみくじ魚釣りや輪投げといった楽しい遊び体験が待っています。子どもから大人まで幅広い層が楽しめるコンテンツが整備されていますので、家族連れでも訪れやすい場所です。

限定商品や体験型ワークショップも

会場では、特製のクッキーやアートマグネットなど、ここでしか手に入らないオリジナルグッズも販売中です。また、香水も人気で、特におしゃれなデザインは若い世代にも支持されています。さらに、毎日開催されているジェルキャンドルの手作りワークショップでは、自分だけのオリジナルキャンドルを作る楽しみも提供されています。参加は気軽にでき、所要時間も15分から20分ほどで完了します。

加えて、着物ジャケットのレンタル体験もあり、江戸時代の人々のようなスタイルでの写真撮影が楽しめます。

特典も充実

ローソンチケットで入場した方全員には、限定のオリジナルポストカードがプレゼントされる特典も用意されています。絵柄は2種類で、どちらがもらえるかはサプライズ。ポストカードは数量限定なので、早めの来場をおすすめします。

JR博多シティの各階には展覧会の装飾が施されており、エスカレーターで9階の会場へスムーズにアクセスできるようになっています。道中からすでに浮世絵の世界観を感じることができ、期待感が高まります。

開催情報

- ### 会場

JR九州ホール（JR博多シティ9F）

- ### 会期

2025年6月28日（土）〜8月17日（日）

- ### 時間

10:00～20:00（最終入場19:15）

- ### チケット

- 大人：2,200円（前売2,000円）
- 子ども（4歳〜中学生）：900円（前売700円）
- 学生（高・大・専門）：1,800円（前売1,500円）
- シニア（65歳以上）：1,900円（前売1,700円）

このように、「動き出す浮世絵展 FUKUOKA」は、アートとテクノロジーが融合した新感覚の体験を提供しています。ぜひ、この機会に浮世絵の世界を五感で楽しんでみてはいかがでしょうか。