2027年卒就職活動での人気企業ランキングが発表
株式会社ダイヤモンド・ヒューマンリソースが、2027年3月に卒業予定の大学生および大学院生を対象とした「就職先人気企業ランキング調査」の結果を発表しました。この調査は、1978年に始まり、今年で49年目を迎えます。2026年春の調査をもとにした今回の結果は、売り手市場が続く新卒採用マーケットの中で、どの企業が学生の人気を集めているのかを明らかにしています。
調査結果の概要
市場には好業績の企業や、人手不足による新卒採用の激化などが影響し、早期化傾向が進んでいます。調査によると、多くの学生が希望する企業には、特に総合商社や大手金融機関が目立ちました。これらの企業は、働き方改革や若手の待遇改善を進めることで、ますます人気を集めています。
文系男性の人気企業ランキング
文系男子においては、伊藤忠商事が7年連続でランキング1位に輝きました。続いて、丸紅、三井物産、住友商事、三菱商事がトップ5を独占しています。総合商社は幅広い事業領域から収益を上げており、特に食料などの非資源分野でも堅調に推移しているため、依然として学生からの高い人気を誇っています。
また、大手金融機関も復調の兆しを見せています。三井住友銀行や三菱UFJ信託銀行、大和証券グループなどがランクインし、採用予定数の増加や待遇改善が学生に魅力的に映っていることが伺えます。
理系男性の人気企業ランキング
理系男子のランキングでは、三井物産が7年ぶりに1位を獲得しました。理系采用においても、丸紅、伊藤忠商事、三菱商事、住友商事が続く形で、やはり総合商社が強さを見せています。企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)の進展に伴い、理系学生の需要も高まっており、理系出身者がどのように活躍できるかが企業にも求められているようです。
IT企業においては、野村総合研究所やSkyなどが高評価を得ており、積極的な採用活動を展開しています。
文系女性の人気企業ランキング
文系女子のランキングでは、丸紅が2年連続でトップに立ちました。その後には伊藤忠商事、住友商事、三井物産、三菱商事が続き、やはり総合商社が強い人気を誇っています。大手金融機関の安心した環境や、制度の整備も人気の要因です。また、航空業界ではANAとJALが揃ってトップ10に入っており、女性が長く働ける環境が評価されています。
理系女性の人気企業ランキング
理系女子では、丸紅が2年連続で1位を獲得しました。さらに、伊藤忠商事や三井物産、住友商事なども名を連ねています。不動産業界の森ビルや三菱地所も人気を集めています。このように、昨今は不動産デベロッパーにも出身者を多く受け入れる傾向が見られます。
まとめ
今後も新卒採用市場は発展し続け、学生にとって魅力的な企業競争が進むことが予想されます。企業が新しい評価基準に基づいた採用方針を導入する中、学生にとって理想的な職場環境が整備されていくことが期待されます。
これらの調査は、学生がどのような視点で企業選びを行っているかに焦点を当て、業界全体の動向を考察する上でも重要なデータとなります。