TCIC Ideation Program 2024の概要
2024年度のTCIC Ideation Program(TCIC IP)の採択者が決まり、プログラムが始動しました。このプログラムは、東京都が設立した東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)によって運営され、コンテンツ関連のスタートアップやクリエイターが、ユニークなIP(知的財産)を開発し、そのビジネス化を目指す支援を行います。これにより、参加者はオリジナルのコンテンツを所有し、ビジネスモデルを高成長させる可能性を秘めています。
プログラムの目的
TCIC IPはただのキャラクターデザインやIP創生にとどまらず、実際のビジネスとして機能することを目指しています。現在のコンテンツ産業では、新しいアイデアや技術が急速に進化し続けており、これに対応するための新しい発想が求められています。そのため、TCIC IPでは革新的なアイデアの募集が行われ、優れた選出が行われました。
採択者とそのプロジェクト
全10者が今回採択され、各々が興味深いプロジェクトを推進しています。以下はその一部です。
1.
安藤 伸幸氏(個人事業主): アートとAIの融合を目指し、キャラクターや音楽を基にしたストーリーを創造。
2.
織田 博子氏(創業準備中): 82点のイラストからなる「世界のおじちゃん」シリーズ。
3.
小林 大河氏(株式会社日本XRセンター): MRアトラクションゲームを開発し、東京ドームシティでの実績を活かして世界展開を狙う。
4.
佐藤 貴奈氏(創業準備中): 鑑賞する作品が未定でも楽しめる宿泊型映画館「Cinephilia」。
5.
ぽぴぽぴ出版(仮): 親子向けの教育的なコンテンツを生成AIを使って開発。
6.
舞原 賢三氏(個人事業主): 特撮ヒーローのシリーズドラマ「電光石火」でZ世代にアプローチ。
7.
マヌー 島岡氏: マイノリティを対象にした漫才大会を通じて、社会貢献を目指す。
8.
和田 亮一氏(株式会社TOKYO EPIC): 縦型ショートアニメの制作スタジオ。
9.
渡部 恭己氏(フツララ合同会社): 謎の生物育成をテーマにしたアドベンチャーゲームを企画。
10. その他の参加者についても、様々な個性的なプロジェクトが進行中です。
プログラムの流れ
これらの採択者たちは、個別メンタリングやセミナーを受けた後、2日間の実践型ワークショップ「TCIC IP CAMP」を行います。この集中的な学びにより、具体的なビジネスモデルやアイデアをブラッシュアップし、最後には大手企業とのネットワーキングイベント「TCIC IP Meetup」を予定しています。これにより、参加者はさらなるビジネスチャンスを得られるという期待が寄せられています。
TCICとは
東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)は、東京都が支援する創業支援施設で、特にコンテンツ産業の発展を目指しています。起業家やクリエイターに実践的な支援を行うことで、東京都内のコンテンツ関連ビジネスを活性化させ、日本全体の文化的な魅力を高める役割を担っています。詳しい情報は
こちらの公式サイトを参照してください。
お問い合わせ
TCIC IPの運営についての詳細や参加希望の方は、公式サイトまたは担当者までお問い合わせください。