エルンスト・H・ゴンブリッチ『美術の物語 ポケット版』ついに登場
2024年10月18日、株式会社河出書房新社からエルンスト・H・ゴンブリッチによる『美術の物語 ポケット版』が発売されます。このポケット版は、1950年に初版が刊行されて以来、70年以上もの長きにわたり愛されてきた本作の新たな形として、多くの美術ファンから注目されています。
美術の魅力を身近に感じられる
本書は、歴史的な流れの中で美術作品の魅力を鮮やかに浮き彫りにすると評判です。美術史家で東京大学名誉教授の高階秀爾氏はこの作品を高く評価し、「歴史の流れの中に作品の魅力をくっきりと浮かび上がらせる」と述べています。さらに、作家の原田マハ氏も、「アートは君の友だちなんだよ。私にそう教えてくれたのは、この本だった」と、その影響力を語っています。
このポケット版は、668ページから1048ページにページ数が増えたにも関わらず、サイズは新書に近いものとなり、持ち運びが容易です。また、重量も約1800gから約750gに軽減されており、これまでの大判版に比べてずっと扱いやすくなりました。しおり紐が2本付いているので、本文と図版のページを行き来するのも楽々です。
特別公開のためし読み
本書の刊行を記念して、特別に3つのためし読みがWeb河出で公開されています。1つ目は著者エルンスト・H・ゴンブリッチによる「はじめに」で、執筆時の厳しい規則や思いが詳細に語られています。この部分を読むことで、著者が本書にかけた情熱を感じ取ることができます。
2つ目は、著者の孫であるレオニー・ゴンブリッチによる「ポケット版への序文」。ここでは、ポケット版の製作にあたっての工夫や、著者が大切にしていたポイントが明らかにされています。
3つ目はミケランジェロに関する記述で、著者独自の視点で紹介されています。美術の巨匠についての詳細な解説と、平易な文体で語られる内容は、まるで物語を読むように楽しむことができます。
これらのためし読みを通じて、本書が世界中で愛され続けている理由や、その魅力をさらに実感することができるでしょう。
限定特価でお得に入手
本書は、2025年1月末までの期間限定で、初回生産分が「刊行記念特価」として3990円(税別)で提供されます。通常価格は4990円(税別)となっており、この機会にぜひお求めいただきたい一冊です。特に本書は、品質を維持するために海外の原書と同じ印刷製本工場で作成されているため、品質も折り紙つきです。
美術書の新たな時代へ
河出書房新社は、本書を通じてより多くの美術愛好者にアートの楽しさを伝えたいと考えています。2024年の発売に向けて、予約申し込みが殺到中のこの作品。美術ファンにはぜひ手に入れてほしい一冊です。興味を持った方は、お近くの書店で早めの予約をお勧めします。
この特別なポケット版が、多くの人々にとってのアートの扉となり、さまざまな美術作品への理解と親しみを深めることができることを期待しています。