PZ01-10がグッドデザイン賞受賞
2022-10-07 14:00:01
極東開発工業のコンクリートディストリビュータ「PZ01-10」がグッドデザイン賞を受賞!高層ビル建設の効率化に貢献
極東開発工業のコンクリートディストリビュータ「PZ01-10」がグッドデザイン賞を受賞
兵庫県西宮市に本社を置く極東開発工業株式会社が、清水建設株式会社と共同開発したコンクリートディストリビュータ「PZ01-10」が、2022年度グッドデザイン賞を受賞しました。この受賞は、同社の技術力と、建設業界における革新的な製品開発への貢献を高く評価された結果と言えるでしょう。
高層ビル建設における課題解決
近年、高層ビル建設においては、作業の効率化と省人化が大きな課題となっています。従来の高所コンクリート打設は、複雑な配管作業が必要で、作業効率が悪く、作業員の安全面も懸念されていました。
「PZ01-10」は、これらの課題を解決するため、コンクリートポンプ車のブーム部を定置式にすることで、高所でも効率的なコンクリート打設を可能にしました。ブームワークによる広範囲への打設に加え、配管敷設や撤去の手間を省力化し、作業時間を大幅に削減。鉄筋への配管干渉も解消することで、工事品質の向上にも貢献しています。
清水建設との共同開発による革新性
「PZ01-10」は、極東開発工業のコンクリートポンプ車製造技術と、清水建設の豊富な建設現場ノウハウを融合した製品です。特に、清水建設が開発した非常用エレベータシャフトを活用することで、ディストリビュータの設置を簡素化。専用の設置穴や穴埋め作業が不要となり、設置作業の効率化と安全性向上を実現しています。
さらに、日本の建築構造に最適化された「梁」への固定設計を採用することで、設置作業の簡略化と安全性を両立。汎用的なクレーンでの吊り上げも可能にするなど、様々な現場への対応力を備えています。
グッドデザイン賞受賞のポイント
グッドデザイン賞審査委員会は、「PZ01-10」の革新的なアイデアと、安全性・効率性・設置の簡便さといった多くの利点を高く評価しました。特に、非常用エレベータシャフトを活用した設置方法や、作業員の安全性向上への貢献が評価された点は特筆に値します。今後、高層ビル建設における標準的なシステムとなる可能性を秘めた製品として、大きな期待が寄せられています。
極東開発工業の今後の展望
極東開発工業は、今後も顧客ニーズを反映した製品開発を継続し、特装車事業の更なる強化を目指しています。今回の受賞を弾みに、より安全で効率的な建設機械の開発・提供を通じて、建設業界の発展に貢献していくことでしょう。
グッドデザイン賞について
1957年に創設されたグッドデザイン賞は、日本の優れたデザインを表彰する権威ある賞です。「Gマーク」は、優れたデザインの証として広く認知されています。極東開発工業は、2020年度から3年連続の受賞となり、そのデザインへの取り組みが認められました。
「PZ01-10」の主な特徴
高い効率性と工事品質:配管作業の削減による工期短縮と品質向上
スムーズな設置作業:非常用エレベータシャフトの活用と軽量化
* 安全性と柔軟性:梁への固定とアウトリガ展開方式による柔軟な設置対応
「PZ01-10」は、高層ビル建設の未来を形作る革新的な製品と言えるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
極東開発工業株式会社
- 住所
- 兵庫県西宮市甲子園口6-1-45
- 電話番号
-
0798-66-1000