マックスアンドコーが贈る新たなファッションの家族観、2025年春夏コレクション

新たなファミリーをテーマにしたファッションの素晴らしさ

マックスアンドコーが2025年春夏コレクションとして披露した「Found Family」は、ファッションの新しい風を感じさせる素晴らしいカプセルコレクションです。このコレクションは、ロレンツォ・ポソッコとのコラボレーションによって生まれ、血縁関係にはない家族へのオマージュをテーマにしています。

「Found Family」という名称には、選ばれた家族との思いやりや愛、そして共通の経験に根ざした帰属感が込められています。特に1990年代のファッション雑誌が持つ親密感のあるポートレートにインスパイアされ、シンプルさと洗練を兼ね備えたアイテムが特徴です。さまざまなアイテムはまるで家宝のように受け継がれ、現代的な視点で新たにワードローブを構築していきます。このコレクションはクラシックと新しさ、過去と未来、シンプルと複雑といった対比を上手く活かし、意外な組み合わせのアイテムが多彩に展開されています。

ロレンツォのキャリアに大きな影響を与えた1990年代を反映した、ミニマルで清潔感のあるラインが多くのアイテムに見て取れます。デザインはあらゆるシーズンや場面で活用できる未来のスタンダードになりそうです。また、ジェンダーや世代を超えたインクルーシブなアイテムも豊富に揃えており、全ての人々に向けて開かれたファッションという理念が感じられます。

具体的なアイテムとしては、控えめなディテールにこだわり、隠し機能が特徴のマルチポケット付きのコンシールファスナー、袖口のドローストリングやストレッチウエストバンドを取り入れた超軽量の衣類など、機能性とスタイルの両立がなされています。

これに加えて、スポーティなペンシルスカートやボックスシルエットのシャツ、フード付きレインコートなど幅広いスタイルが揃っており、シルクペプラムスカートやメタリック仕上げのスリップドレスが質感を引き立てます。さらに、高品質のソフトレザーを使ったボックスシルエットジャケットや、洗練されたメタルハンドル付きのショッパーバッグなども魅力的です。これらのアイテムは、グレーやブラック、スカイブルーを基調にしたカラーパレットにゴールデンイエローやパステルライラック、スカーレットレッドが加わることで、そのクラシックな中にもタイムレスな魅力をもたらしています。

環境への配慮もこのコレクションの特徴です。オーガニックコットンやリサイクルタフタなど、認証されたエコ素材が使用されるだけでなく、すべてのアイテムには余り布で作られた巾着袋が付属します。

今回のコレクションを象徴するキャンペーンビジュアルは、アメリカのフォトグラファー、マイケル・ベイリー・ゲイツが手掛けており、1990年代の感性を現代の視点で再解釈したデザインとなっています。

「Found Family」は、2025年3月5日から12日までマックスアンドコー銀座三越店でのポップアップストアで先行販売され、その後全国の店舗及び公式オンラインショップでも展開される予定です。東京・中央区銀座のこの特別な場所で、ぜひ新たなファッションの世界を体験してみてください。