空き家を宿泊施設に変える！蓮沼町の新しい宿「アキサポステイ本蓮沼」

空き家再生プロジェクト「アキサポステイ本蓮沼」

株式会社ジェクトワンが手掛ける空き家事業「アキサポ」が、東京都板橋区蓮沼町に新しい宿泊施設「アキサポステイ本蓮沼」を2025年1月10日（金）にオープンします。この宿泊施設は、築45年の一戸建てをリノベーションし、空き家を効果的に活用する先駆的なプロジェクトです。

宿泊施設の背景

本プロジェクトは、もともと書道教室として利用されていた一戸建てを対象としています。1階は教室として使われていましたが、2階には約10年近く空室が生じていました。教室の閉鎖が決まり、所有者の方が空き家として放置する前に活用したいと相談したことがきっかけです。

立地は、都営三田線「本蓮沼」駅から徒歩3分の好アクセス。周辺には商店街があり、観光客にも優れた利便性があります。池袋や周辺観光スポットにも近いため、インバウンド観光客の需要が高いと判断されました。これにより、空き家を宿泊施設として活用することが決定されたのです。

本物件は「アキサポ」の中でも民泊ではなく旅館業として運営される初めての宿泊施設で、宿泊業への新たな挑戦を示しています。

室内の工夫と魅力

「アキサポステイ本蓮沼」では、魅力的な内装が施されています。1階はダイニングスペースとしてリノベーションされており、全面ガラス張りの窓にはプライバシーを考慮した目隠し用の壁が造作されています。内装には、かつての板橋宿の風情を楽しむために浮世絵が飾られており、独特の雰囲気を演出しています。

宿泊施設の特徴としては、最大6名収容可能な居住空間が整えられており、洗濯機やデスクなどの設備も完備。連泊やワーケーションに対応したWi-Fi設備もあり、滞在中に快適な作業環境が提供されます。

地域とコミュニティへの影響

「アキサポ」では2016年以来、450件以上の空き家を解決に導いてきました。地域の特性やニーズに応じた活用方法を提案し、所有者様にとってメリットのある再生を実現しています。今回のプロジェクトも地域への観光促進や空き家の資源活用を通じて、地元コミュニティに貢献することを目指しています。

株式会社ジェクトワンについて

ジェクトワンは、東京都渋谷区に本社を置く不動産会社で、総合不動産開発、リノベーション、賃貸管理、空き家事業を展開しています。公式ウェブサイトでは、さらに詳しい情報提供と空き家のリノベーションサービスの紹介が行われています。

新しき宿泊施設「アキサポステイ本蓮沼」は、空き家の再生から生まれる新たな可能性を象徴する存在です。今後の進展に期待が集まります。