美容外科手技研究会
2023-08-18 18:00:16
美容医療の未来を切り拓く第12回日本美容外科手術手技研究会の様子
2023年8月10日、大阪市北区にて開催された「第12回日本美容外科手術手技研究会」では、過去最多となる25名の医師が集まりました。この会議は、一般社団法人日本美容外科手術手技研究会(以下、JAPSA)が主催し、医療技術の向上や情報共有を目的としています。
当日は、座学とライブ手術見学の2部構成で行われ、東邦大学医療センター大森病院の荻野晶弘教授が皮弁再建手術における超音波機器の有用性について講演しました。この講演を通じて、参加者は最新の医療機器に関する知見を得るとともに、現代の美容医療における技術革新を理解しました。特に、ダウンタイムが短い施術法に関する興味は高く、参加者からも多くの質問が寄せられました。
座学の他、実際の手術をモニター越しに見学する機会も設けられ、手術室の様子をリアルタイムで見ることで、臨場感のある学びが得られました。参加者は、バッカルファット除去や顎下の脂肪吸引、糸リフト、目頭切開などの手術を観察し、寺西代表理事が手術のポイントを解説しました。このようなライブデモは、手術の実際を体験する貴重な機会となり、多くの医師がその技術を吸収することができました。
また、発表者の中には、次世代の高周波小顔治療「インモードリフト」について発表した医師や、経結膜的埋没法の技術に関するセッションを行った医師もおり、多彩なトピックが取り上げられました。参加した医師からは、他院の医師との交流を通じて新たな知識を得られたとの声が多数寄せられました。このように、医療業界の情報交換の場としての役割を果たす研究会は、参加者にとって学びの機会であるだけでなく、モチベーションの向上にも貢献しています。
厚生労働省の2020年の調査によると、日本における美容外科医の数は増加しており、特に東京都では過去10年間で約2.54倍と顕著な成長を見せています。JAPSAは、こうした増加する美容外科医のスキル向上を支援し、美容医療の発展に寄与するために活動を続けています。次回の研究会でも成長をうながす貴重な機会が提供されることでしょう。
一般社団法人日本美容外科手術手技研究会(JAPSA)は、美容医療業界の未来を見据えた医師の育成及び技術向上に努めており、こうした研究会を定期的に開催することで、参加者の知識と技術の向上を図っています。詳しい情報は、公式ウェブサイトをご覧ください。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人日本美容医療学会
- 住所
- 東京都港区西新橋3-16-118F
- 電話番号
-
03-5843-7539