JPAAWG年次カンファレンスが今年も開催!
2024年11月11日から12日にかけて、北海道札幌市で「JPAAWG General Meeting」が開催されます。このカンファレンスは、ネットワークセキュリティの専門家や研究者が集まり、最新のサイバー脅威についての知識や対策を共有する重要なイベントです。
JPAAWGとは?
JPAAWG(Japan Anti-Abuse Working Group)は、インターネット利用者や事業者に対する情報提供や注意喚起を行うために2018年に設立されたグループです。その目的は、インターネット環境を脅かす违法行為やネットワーク上の脅威に対抗するための対策を検討することにあります。特に、メッセージングセキュリティに焦点を当てて活動しています。
充実したプログラム内容
今年は約50のセッションが計画されており、フィッシングやスミッシングといったサイバー攻撃の現状と対策が議論されます。特に目を引くのは、KDDIのノウハウを生かした「BIMIの対応って大変なの? BIMI対応企業パネルディスカッション」です。これにより、DMARC導入の動きや、メールの信頼性向上についての知見が得られます。
フィッシングとスミッシングの現状
フィッシング被害は増加し続け、2024年には過去最高の約18万件が報告されています。この問題に対抗するため、JPCERTやフィッシング対策協議会、全国の携帯キャリアが最新の対策を共有するセッションも設けられています。また、国内のフィッシングハンターたちが動向や対策について議論する「フィッシングハンターによるパネルディスカッション」は、参加者からの毎年の人気を集めています。
業界の垣根を越えた交流
JPAAWGのカンファレンスは、業界の専門家だけでなく、実際の運用現場で働く人々が課題を話し合い、生の情報やノウハウを共有する貴重な場です。また、米国と日本の専門家による国際的な視点も取り入れられています。
セッションの一部を覗いてみる
- - BIMIの対応って大変なの? - KDDIとデジサートからのパネリストが苦労話や成功例を共有します。
- - SMSフィッシング(スミッシング)対策 - 4つの携帯キャリアから最新の情報が発表される予定です。
- - 詐欺サイト対処机上演習 - 参加者が詐欺サイトへの対処について学べるワークショップも用意されています。
参加方法
参加は無料で、事前に申込みが必要です。興味のある方は以下のリンクから詳細を確認し、申し込んでみてください。
JPAAWG General Meetingは、セキュリティの最前線を知る良い機会です。最新の情報や対策を学び、業界の専門家たちと交流を深めましょう!
開催概要
- - 会期: 2024年11月11日(月)・12日(火)
- - 会場: ホテルエミシア札幌
- - 参加費: 無料(事前登録制)
このカンファレンスを通じて、サイバーセキュリティの理解が深まることを期待しています。