エスユーエスとキュレーションズが提携し日本の社内ユニコーン創出を加速

エスユーエスとキュレーションズが提携し社内ユニコーンを創出

2025年6月13日、京都を拠点とする株式会社エスユーエス（SUS）と、東京都渋谷のキュレーションズ株式会社は資本業務提携契約を締結しました。この提携は、日本企業において「社内ユニコーン」の創出を目指すものです。

社内ユニコーン創出の背景

近年、欧米ではAmazonのAWSやGoogleのWaymoに見られるように、大企業の中からスタートアップ並みの急成長を遂げる事業が人気を集めています。これが「Unicorn Within」という概念で、企業の社内から新たな事業を育成する動きです。この流れは日本でも広がりを見せていますが、スピード不足やノウハウの乏しさといった課題が依然として残っているのが実情です。

キュレーションズは、過去12年間、大企業の新規事業支援を行ってきましたが、外部へのシステム開発を依頼することでスピード感が失われ、ビジネス機会を逃すケースも少なくありませんでした。そこで、エンジニア2,100名以上を擁するSUSと、新規事業開発の専門知識を持つキュレーションズが一緒に取り組むことになりました。

提携の詳細

今回の提携は、「社内ユニコーンを日本の成長戦略に」という共通のビジョンを掲げています。新規事業に必要な人材、技術、ノウハウを外部から多角的にサポートし、顧客企業に新たな価値を提供することが目的です。具体的には、キュレーションズが行う新規事業コンサルティングに、SUSのエンジニアが参加することで、事業戦略からシステム開発までを一貫して提案できる環境が整います。これにより、新たな事業の成功率が大幅に向上するとともに、AIやAR/VRなどの先端技術を駆使した競争優位の確立に寄与します。

一方、SUSもキュレーションズと連携することで、新規事業の立ち上げプロジェクトに参加し、エンジニアのキャリア形成に貢献します。このような取り組みはSUSの企業ブランドを高める効果も期待されています。