緑に包まれた医療複合施設i-Mallの魅力と取り組み

医療複合施設「i-Mall」の緑化と地域への思い

大阪市北区に位置する医療法人医誠会が運営する医療複合施設「i-Mall」は、開設当初から続けられている緑化と都市養蜂活動が特徴とされています。都会にありながら、緑に囲まれたこの施設では、花々の中を飛び交うミツバチたちを観察することで、訪れる人々に自然の尊さを伝えています。

緑の回廊プロジェクトの推進

「i-Mall」は隣接する扇町公園や野崎公園と連携しながら、サステナブルな都市環境の実現に向けた「緑の回廊プロジェクト」を推進しています。植樹から2年目を迎えた120本のソメイヨシノは、人々に春の到来を知らせ、その美しさを楽しむことができます。また、ドウダンツツジが香る生垣には、ミツバチが集まり、生命の営みを感じることができます。

都市養蜂による生物多様性の維持

医誠会国際総合病院の屋上に設置された都市養蜂の巣箱は、緑化を支える重要な役割を果たしています。先日、観察した際には普段見慣れない紫色の花粉を発見しました。これは、扇町公園に咲く「ギリア」という植物からのもので、都市の中でミツバチが果たす役割の大切さを再認識させてくれます。

ヘルシーカフェでの体験

「i-Mall」内のヘルシーカフェ「さくらテラス」では、無農薬のハーブや野菜が育つ「さくらテラスガーデン」が登場しています。訪れた人々は、ミツバチが受粉している様子を間近に観察することができ、自然との共生を体感する機会を得られます。また、さくら保育園の子供たちが植えたサツマイモもすくすくと成長しています。このような地域の緑化活動が環境保全に寄与しています。

ひまわりプロジェクト2025のひろがり

昨夏、「i-Mall」の医誠会国際総合病院では、ひまわり大階段が登場し、多くの人々に楽しんでもらいました。このひまわりプロジェクトは、ANAグループの協力を得て1991年から続けられており、愛する人の安全、患者の回復、未来への希望を託したひまわりの育成活動です。今年は、扇町公園や近隣の学校への参加呼びかけも行われ、地域全体に広がる「ひまわりプロジェクト2025」の実施が計画されています。

自然と人が共存する「i-Mall」へ

四季折々の自然の変化を感じられる「i-Mall」は、健やかな生活を送るための一歩を踏み出す場として、多くの人々が訪れることを期待しています。豊かな緑と、そこに住むミツバチたちとの共生を感じられるこの場所で、あなたも新たな発見を楽しんでみてはいかがでしょうか。環境保護と地域貢献を意識した取り組みが盛り込まれた「i-Mall」は、ただの医療施設ではなく、地域に根ざしたクリーンで健康的な社会づくりのシンボルとしての役割を果たし続けています。

医誠会について

医療法人医誠会は1979年に設立され、大阪を中心に全国で病院やクリニック、介護老人保健施設などを運営します。医誠会国際総合病院は、46の診療科を持ち、1,893名のスタッフが勤務しています。低侵襲治療や先進医療の導入、救急医療の充実に努めており、2024年12月にはJCI認証を取得予定です。地域医療への貢献も意識し、24時間365日体制で救急医療を提供しています。