獣医学生の未来を拓くロイヤルカナンの「キャリアユニバーシティ」2025年開催

獣医学生の未来を拓く！ロイヤルカナンのキャリアユニバーシティ

ロイヤルカナンジャポンは、2025年5月から6月にかけて「キャリアユニバーシティ」を開催すると発表しました。これは獣医学生を対象にしたキャリア支援セミナーで、卒業後の多様な進路を紹介することを目的としています。

獣医学生の進路選択の現状

獣医学生は入学当初は「動物のお医者さん」を目指すものの、学年が進むにつれて志望分野は変化することが多いのが現実です。特に、4年生から5年生へ進むにあたり、進路選択に大きな影響を与える時期に差し掛かりますが、学業での忙しさから情報収集や自己分析に時間が取れない状況が見受けられます。このことが就職後のミスマッチや早期離職のリスクを生む要因となるため、計画的なキャリア支援が求められています。

「キャリアユニバーシティ」の概要

「キャリアユニバーシティ」は2020年に初開催され、2025年で6回目を迎えます。参加学生には各職域で活躍する獣医師を講師に招き、実際の職務や働き方についてのリアルな意見交換の場を提供しています。今年は岡山理科大学、北里大学、鹿児島大学の3校を対象に、約280名の獣医学生が参加しました。このセミナーでは、10名の外部講師が登壇し、獣医師の職業の多様性を活かした貴重な交流の場が設けられました。

学生からの高い評価

岡山理科大学での参加学生アンケート結果では、「満足した」との回答が95%、「役に立った」との回答が92%と高水準でした。北里大学の岡野教授も、「県内外から多様な職種の講師に参加してもらったことで、学生たちの今後の進路の参考になった」と評価を述べています。

獣医療業界の持続的発展に向けて

ロイヤルカナンは、獣医学生のキャリア形成を支援する取り組みを通じて、獣医療業界全体の持続的な発展を目指しています。「キャリアユニバーシティ」は、学生に早期からキャリアの選択肢を示すと同時に、獣医師が活躍できるさまざまな職域についての理解を深める機会を提供しています。

また、ロイヤルカナンは「A BETTER WORLD FOR PETS™」に基づき、犬と猫の健康を支えるための各種取り組みを継続的に行っています。この活動には、獣医療関係者向けのシンポジウムや、シェルター向けのオンラインセミナーなど、幅広いステークホルダーとの連携が含まれています。