注目のリベラルアーツ教育を知る合同進学相談会開催

現在、教育の現場で再評価されている「リベラルアーツ」教育。その伝統を受け継ぐ5つの学園と6つの大学が集結する合同進学相談会が、大学フェア2016にて開かれることになりました。

リベラルアーツ教育とは何か？

「リベラルアーツ」とは、知識を広げることによって総合的な判断や統率力を養う教育のスタイルを指します。ハーバード大学などもこの教育を重視しており、「リーダー養成のための基礎教育」として位置付けられています。

この教育の根源は、日本の明治時代にまで遡ります。当時、旧制高等学校において、まず教養を重視した教育方針が採られ、後に多くのリーダーを育て上げることに成功しました。この高等学校の流れは、現代の中高一貫教育へと受け継がれています。

5学園6大学について

合同進学相談会に参加するのは、学習院大学、成蹊大学、成城大学、武蔵大学、甲南大学、そして学習院女子大学。これらの学園は、「リベラルアーツ」教育を大切にし、少人数制の教育法や豊かな自然環境も特徴にしています。

進学相談会の概要

この進学相談会は、全国から主要な大学が集まる国内最大級のイベントとして開催されます。特に目玉となるのが、NPO法人NEWVERYの倉部史記氏による講演です。テーマは「リベラルアーツって何？～15年後の社会に求められる人材とは～」。この講演では、なぜリベラルアーツ教育が再評価されているのか、その理由をわかりやすく解説します。

さらに、現役大学生によるパネルディスカッションも予定されており、実際にリベラルアーツ教育を受けている学生たちが、体験談や学びを通して育まれたスキルについて語ります。参加する高校生にとっては、具体的な参考になることでしょう。