千葉大学が取り組む環境保護と省エネルギー活動の現場
千葉大学環境ISO学生委員会は、私たちの環境を守るために日々活動を行っています。特に、エアコンフィルターの清掃という一見地味な作業が、省エネルギーや環境保護に繋がることを知っていますか? 今年度、この委員会は学内の113台分のエアコンフィルターを清掃し、省エネの重要性を広めるイベントも開催しました。
自主的な省エネ活動をサポート
エアコンフィルターの清掃は直接的に冷房効率を向上させ、結果として電力の無駄遣いを減らす効果があります。千葉大学の環境ISO学生委員会では、9年前からこの清掃業務を有償で行い、それに伴い清掃方法をまとめた資料もWebサイトで公開しています。これにより、自主的に省エネ活動を行うことを促す仕組みが整っています。
代行清掃による収益はすべて学生の環境活動に使われるため、参加する学生にとっても意義のある経験となります。また、今年は清掃作業に54名の学生が参加し、みんなで力を合わせて117台のエアコンフィルターを清掃しました。
清掃の日程と活動
フィルター清掃は、6月18日から7月10日までの期間に行われました。西千葉キャンパスでは、6月18日・19日・20日・7月2日に、また亥鼻キャンパスでは、6月24日・26日・7月7日・10日に作業が実施されました。学生たちは、教職員の協力のもとで、作業全体を自主的に運営しました。
法政経学部の2年生、吉田智哉さんは、「フィルター清掃は簡単な作業で、取り外して洗って戻すだけです。これを機に、自分たちで清掃を試みる人が増えれば嬉しい」とその活動を振り返っています。
省エネイベントの開催
7月には、「省エネイベント」が西千葉キャンパスで開催されました。このイベントでは、学生や教職員に向けて「節電」や「クールビズ」の重要性を伝える活動が行われました。全学から選ばれたクジラをモチーフにした涼しげなポスターが掲示され、そのデザインを使用したオリジナルのうちわも配布されました。日常生活に必要な省エネの実践の重要性を喚起する良い機会となりました。
未来に向けた展望
千葉大学環境ISO学生委員会は、今後も学生の視点を活かした活動を続け、大学全体のサステナビリティ推進に寄与していく方針です。2003年に設立されて以来、それぞれの学年から約200名が参加し、活発な活動を行っています。環境マネジメントシステム(EMS)の国際規格であるISO14001を運用し、地域社会に開かれた活動を続けています。
また、SDGsの達成に向けた企業との連携プロジェクトや、地域貢献のための環境出前授業なども積極的に行っているこの委員会は、未来のための持続可能な環境を築くため、一層の努力を続けます。これからも多くの人々が環境保護に参加できるような活動を展開していくことでしょう。
千葉大学の環境ISO学生委員会に興味がある方は、公式サイト(
こちら)をご覧ください。あなたも一緒に行動し、環境を守る運動に加わってみませんか?
本記事に関するお問い合わせは、千葉大学環境ISO事務局(
[email protected])までどうぞ。