パナソニックが新たに提案する全館空調システム
2025年10月1日に、パナソニック株式会社の空質空調社から「with air(R) DELIGHT(ウイズエアー ディライト)」が発売されることが決まりました。これは、熱交換気ユニットとルームエアコンを組み合わせた全館空調システムで、普及価格帯に位置付けられます。シンプルな構成と空調ユニットのコンパクト化により、既存モデルと比較して価格を約20%も引き下げています。
このシステムは、「夏は涼しく、冬は暖かく、家中の温度を均一に保つ」という快適な住環境を提供することを目的としています。全館空調システムは高気密高断熱住宅の普及に伴い、ますます需要が高まっています。市場では、普及価格帯のシステムが70%以上を占めるとされており、パナソニックもこのニーズに応えるべく製品のラインアップを拡充しています。
特長
「ウイズエアー ディライト」は、以下の特長を備えています。
1.
価格低減: システム全体の構成と機能をシンプルにすることで、従来品より約20%の価格削減を実現しました。これにより、より多くの消費者が手に入れやすくなっています。
2.
設置自由度の向上: クローゼットなど、住宅内の様々なスペースを有効活用できる設計になっており、専用の機械室が必要ありません。このため、設置の自由度が増し、実際の生活空間に合わせた柔軟な施工が可能になります。
3.
省エネかつ快適: 専用のルームエアコンと連携する熱交換気ユニットによって、快適な空気環境を保ちながら省エネ運転を実現します。エネルギー効率の良い運転により、環境負荷の低減にも貢献しています。
市場の展望
パナソニックは、2019年に全館空調熱交換気システム「with air(R)(ウイズエアー)」を開始し、高価格帯から中価格帯のシステムを展開してきました。この度の「ウイズエアー ディライト」により、さらなる市場拡大が期待されています。高い住環境の快適さを提供するために、同社は技術力を活かし続けていくでしょう。
「ウイズエアー ディライト」は、約75平方メートルの空間に適応し、現代の住宅ニーズに応える新たな選択肢となるでしょう。これにより、パナソニックは消費者の期待を超える快適な暮らしを提案します。多くの家庭がこのシステムの導入により、季節を問わず快適な住まいを手に入れることが期待されます。
この新たな全館空調システムは、家族全員が快適に過ごせる生活空間を作り出す手助けをするでしょう。
まとめ
パナソニックの「ウイズエアー ディライト」は、システムのシンプルさと価格の低減を両立させた革新的な全館空調システムです。快適さを求めるすべての家庭に、心地よい生活の実現を提供することでしょう。さらなる技術革新が進む中で、多くの家庭がこのシステムを通じて、気候に関わらず快適な生活を享受できることを期待しています。