精神障害者雇用の改善
2025-01-22 13:25:24

精神障害者の雇用環境改善に向けた共同研究が最優秀賞を受賞

精神障害者が働きやすい環境の実現を目指して



株式会社スタートラインは、2023年12月14日に東京で開催された「第46回人間情報学会オーラルセッション」において、他社と共同で行った研究が最優秀賞を受賞したことを発表しました。この研究は、精神障害者がより働きやすい環境を作り出すための取り組みで、彼らの就業支援が社会に与えるインパクトを強調しています。

共同研究の背景



2018年に施行された改正障害者雇用促進法により、法定雇用率に精神障害者が加わった結果、雇用促進が進められているものの、依然として精神障害者の雇用定着率が49.3%という現状があります。このデータからもわかるように、精神障害者が長期間にわたり就業するためには、特別な対応が求められています。特に、精神疾患を抱える人が増えている現在、そのための労働環境の整備が急務です。

研究の進行と成果



スタートラインは、コマニー株式会社やWINフロンティア株式会社と共同で、2021年から精神障害者の執務スペースのあり方についての研究を進めています。コマニーはパーティションを提供し、スタートラインは障害者支援の知見を生かし、WINフロンティアはウェアラブル技術を用いて生体情報の可視化を図っています。

この三社の協力により、具体的にどのような執務環境が精神障害者にとって働きやすいかを探求しています。

オーラルセッションでは、これまでの研究の成果が発表され、出席した審査員から高い評価を得た結果、最優秀賞を受賞しました。これは、精神障害者の職場環境がより安全で快適になることを望む多くの人々にとって、前進を意味しています。

今後の取り組み



スタートラインは2009年の設立以来、ABAやCBSに基づいた支援を通じて、障害者が自立して働ける環境を整え、定着支援を行ってきました。今回の共同研究の成果をもとに、サービスをさらに向上させるとともに学会発表を通じて得られた知見を広く社会に還元していく方針です。

これからもスタートラインは、精神障害者だけでなく全ての人が働きやすい環境の創出に向けた活動を続けていきます。多くの人が自分らしく生きていける社会を目指す姿勢が、まさに必要とされる時代になっています。

参考情報



  • - 第46回人間情報学会について こちら
  • - 第46回人間情報学会予稿集 こちら

今後、精神障害を持つ人々が自信を持って働ける環境整備に向けた更なる研究と取り組みに期待が高まります。


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会社情報

会社名
株式会社スタートライン
住所
東京都三鷹市上連雀1-12-17三鷹ビジネスパーク1号館3F
電話番号
050-5893-8926

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