世界最大のメタバースイベント『バーチャルマーケット2024 Winter』開催
株式会社HIKKYが主催する『バーチャルマーケット2024 Winter』が、2024年12月7日から22日までの16日間、盛況のうちに行われました。このイベントは通算13回目の開催を迎え、120万人以上の来場者を集め、メタバースの魅力と可能性が多くの人々に伝わりました。
バーチャルマーケットとは?
バーチャルマーケット、通称Vketは、メタバース上に構築された仮想会場で、アバターを使って3Dアイテムや実物商品が売買される、世界最大級のイベントです。2018年からスタートし、これまでに130万人を超える来場者を迎え、数々のギネス世界記録™も取得しています。Vketでは、商品の取引だけでなく、音楽ライブや体験型アトラクションも楽しめるのが特長です。この魅力的な環境は、まるで現実世界で友人と街を散策しているかのような体験を提供します。
2024 Winterの特長
今回の『バーチャルマーケット2024 Winter』では、3つの企業出展会場をはじめ、21の一般サークル会場、さらに音楽イベント「MusicVket 6」の会場も設けられました。これらのプラットフォームを通じて、来場者たちは普段は体験できない商品や文化に触れることができ、多くのポジティブな反響が寄せられました。
特に、人気VTuberたちが参加したことが注目されました。大手VTuber事務所であるホロライブからは「火威青」さんが、また世界トップ10のフォロワーを持つVTuber「白上フブキ」さんによるブースや配信も行われ、若い層へのメタバースの認知が広がりました。これにより、様々なジャンルやターゲットへアプローチする新たな興味が生まれたと言えるでしょう。
企業出展の多様性
サントリーやキヤノン、マツダ、アサヒ飲料など、多くの企業が出展しました。
- - サントリーは、ノンアルコール飲料を紹介するブースを展開し、参加者はアバターを使って乾杯体験ができるという楽しみを提供。多くの人々に好評で、SNSでの投稿も多数ありました。
- - キヤノンは3D VR映像のブースを設置し、料理チャンネルや動物映像とコラボレーション。参加者からの高評価も多数寄せられました。
- - マツダは、初出展ながら自分好みにカスタマイズできる「ロードスター」のブースを展開し、多くの好反響を得ました。
- - アサヒ飲料はUXを重視し、独自ギミックのついた製品を紹介。実際に販売することでリアルな体験を提供しました。
このように、多岐にわたる企業における出展や施策が、人々に新たな価値と体験を提供しました。
山形県の初出展
特筆すべきは、山形県が初めてVketに出展したことです。県産農林水産物を使用した加工食品をPRし、多くの参加者にその魅力を伝える機会を持ちました。アンケートでは、80%の来場者が山形県を訪れたいと回答し、PRに成功したと言えます。
今後の展望
『バーチャルマーケット2025 Summer』の開催が夏に予定されています。メタバースの進化や新たな参加者の増加が期待される中、企業やブランドにとって、その挑戦の場はますます重要になっています。メタバースの未来は、今後も広がり続けることでしょう。
以上、『バーチャルマーケット2024 Winter』の開催レポートでした。今後もこのようなイベントが増え、メタバースの魅力と可能性を多くの人々に伝えていくことを楽しみにしています。