江戸文字デザインの日本酒で築地の魅力を発信！新たな試みがクラウドファンディング開始

江戸文字デザインの日本酒、築地の人気店ともコラボで魅力発信！

築地から新しい文化を創出するためのプロジェクト「江戸文字デザインの日本酒」が、2025年10月1日からクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で資金募集を開始します。このプロジェクトは、NPO法人つきじ江戸文字と歴史伝承の会が運営し、築地の伝統と新たな魅力を組み合わせた日本酒の販売を目指しています。

築地は2018年に豊洲へと市場が移転し、現在新しい街として再開発が進行中です。古き良き伝統が残りつつも、新たな魅力を持った街として生まれ変わるために、江戸文字をラベルにしたこの日本酒が開発されました。特筆すべきは、このラベルのデザインを築地の暖簾専門店「津多屋商店」が手掛けており、江戸時代から続く日光の酒蔵「渡邊佐平商店」が日本酒の製造を担当しています。

この日本酒は、築地の名店「長生庵」とも提携し、特別な料理とのペアリングを実現します。江戸文字の力強いデザインと、築地を感じさせるこだわりの料理が合わさることで、新たな築地文化の創造を目指します。

日本酒プロジェクトの詳細と返礼品

今回のクラウドファンディングは、江戸文字の制作、酒蔵での製造、料理提供のための資金を集めるものです。返礼品には、飲み放題コースの食事券や、日本酒のセット、オリジナルラベルの作成など、様々な選択肢が用意されています。例えば、支援者には「江戸文字ラベルの日本酒」や、特別メニューのお食事券が提供されます。

一部商品は限定生産で、販売数が制限されています。売上の一部は、江戸文字の体験会の運営費用にも充てられ、子どもたちが日本の伝統文化に触れる機会を提供する予定です。

地域活性化への貢献

このプロジェクトは、ただの飲食物の提供というだけでなく、地域の活性化にも寄与する狙いがあります。江戸文字を通じ、子どもたちに文字を書く楽しさや文化の重要性を教え、未来の職人を育成する取り組みが進められます。理事長の坂本貴男氏は、築地の方々との触れ合いを通じ、地域内の人情味あふれる文化を守るため、ファン倶楽部を立ち上げ、江戸文字の伝承に力を入れています。