株式会社商船三井の自動車専用船受賞のご報告
株式会社商船三井が運航する自動車専用船「ORCA ACE」(オルカ エース)が、この度日本水先人会連合会より2024年度の「ベストクオリティーシップ賞」を受賞しました。この賞は、船舶の安全航行と環境保護に対する意識を高めることを目的に2003年に設立されたもので、優れた船舶に対して贈られる栄誉ある賞です。
「ORCA ACE」は、全長199.95メートル、全幅32.20メートル、総トン数63,116トンという性能を誇ります。自動車専用船としての特性を生かし、安全かつ効率的な輸送を実現しています。受賞は、日本全国の水先区から選ばれた9隻の船舶の中で、その卓越した運航と安全性が評価された結果と言えるでしょう。
この表彰は、過去にも多くの当社が管理・運航する船舶が受賞しており、特に水先人業務における乗組員の協力体制や、良好な乗下船・航海設備、安全措置が高く評価されています。水先人業務とは、港湾内での安全航行をサポートする専門家による指導を指し、本船も乗組員がその業務に対して非常に積極的に貢献していることが評価されたポイントでした。
今後、商船三井グループは「世界最高水準の安全運航」を掲げ、さらなる安全性向上と環境保護に努める姿勢を貫いて参ります。海上輸送の安全と、地球環境の保全のために、持続的かつ相乗的に成長する企業としての責任を果たすことを目指します。
また、日本水先人会連合会は2007年の水先法改正によって設立された組織であり、全国の水先人会が連携して船舶の安全運航を支える活動を行っています。この賞の存在は、業界全体の安全水準を向上させるためのモチベーションにもつながります。
受賞に際して、社長の橋本剛は、「今回の受賞を受け、私たちの安全運航への取り組みが評価され、大変光栄です。今後も安全航行を優先し、社会と共に成長できる企業を目指して邁進します。」とコメントしています。
まとめ
「ORCA ACE」はその実績をもとに、今後とも海上輸送における安全を確保し、環境に優しい運航を続けていくことでしょう。この受賞は、同社にとっても新たな励みとなり、よりよいサービスの提供につながることが期待されます。