核兵器廃絶に向けたオンラインイベント開催のご案内

2024年9月22日（日）と23日（月・祝）の両日、核兵器のない世界を目指すオンラインイベントが行われます。このイベントは、パルシステム連合会と一般社団法人核兵器をなくす日本キャンペーンが共催し、午前10時から正午まで配信される予定です。核廃絶を訴える国際的な動きや、これからの課題について知り、平和のために私たち一人一人にできることを考える機会となります。

オンライン配信の詳細

このイベントの初日は、SDGs市民社会ネットワークの代表理事である大橋正明さんと、日本キャンペーン事務局の浅野英男さんが登壇します。彼らは、国連が行なう未来サミットの目的や、協定案について説明を行います。このサミットでは、核兵器廃絶を中心に多国間協力の重要性が特に強調されます。

さらに、ニューヨークからは、一般社団法人かたわらの代表理事である高橋悠太さんが、サミットの様子を中継します。また、初日の締めくくりには、広島市中区の千田小学校「千田パンフルート合唱隊」による被ばく樹木を用いたパンフルート演奏が披露されます。これは、被爆の歴史を忘れず、未来に生かすための特別なパフォーマンスです。

2日目のプログラム

2日目には、平和と核兵器に関するテーマが4つ設けられ、その中で参加者は異なるルームに分かれて討論を行います。特に注目すべきは、「基礎編」として設定されたルームです。これらのルームでは、核兵器の必要性や平和の重要性を考える議論が交わされます。子どもたちにも参加を呼びかけており、多世代の視点から核兵器の存在に対する疑問を共有する場を提供します。

また、「環境編」や「行動編」についても同様に、多面的な視点から核兵器の影響や廃絶の必要性を考えます。ここには、ICAN国際運営委員でありピースボート共同代表の川崎哲さんなど、核廃絶に向けて活動する団体からのメンバーも参加します。これにより、参加者は平和実現に向け、さらに具体的な行動を考える機会を得られることでしょう。

未来への希望

国際連合秘書長のグテーレス氏は、広島・長崎の平和祈念式典で核兵器廃絶の重要性を強調しました。そして核戦争の勝者はいないことを訴え、完全な核廃絶によってのみ、真の平和が訪れると言いました。これを受け、今回のフォーラムでは市民が核兵器廃絶への思いを共有し、ともに考える機会を持つことで、未来の平和の実現を目指します。

このオンラインイベントへの参加は無料で、視聴はYouTube LiveまたはZoomで可能です。詳しい参加方法やプログラムについては、イベントの公式ページを参照してください。多くの方々の参加をお待ちしています。