新たな健康習慣
2025-03-26 14:26:42

東北発の新たな健康習慣、CATVとガンマ波音で認知症対策に挑む

東北発・CATVとガンマ波サウンドで認知症対策



塩野義製薬とピクシーダストテクノロジーズが、東北ケーブルテレビネットワークと共同で、新たな健康習慣を提案する「CATV×ガンマ波サウンド™」プロジェクトをスタートさせました。この試みは、日常生活の中で認知機能を支援する新たな方法です。具体的には、リアルタイムで様々な音を変調し、ガンマ波サウンドを取り入れた放送コンテンツを提供することで、視聴者が無理なく認知機能を維持・改善できる環境を整えます。

1. 背景と課題



日本の高齢化が進む中、認知症患者は年々増加しており、2025年には730万人に達すると予測されています。その中でも、東北地方は高齢化率が全国平均を上回っており、地域の特性を活かした健康促進策が求められています。つまり、東北ならではの新しいモデルを構築することが急務なのです。

2. プロジェクトの詳細



本プロジェクトでは、CATVを活用して、地域に密着した放送を通じて誰もが参加できる健康習慣の仕組みを構築します。TCN加盟の10局が参加し、視聴者はテレビを通じて認知機能の維持や改善が期待できる環境にアクセスできます。

ガンマ波サウンド™は、40Hzの周波数で、脳内での記憶や推論に関与する脳波に類似した音で構成されています。この音は、日常生活で自然に体験することができるため、長期間にわたる介入が可能です。

3. 今後の目標



今回の取り組みを通じて、東北地域の健康習慣に寄与するだけでなく、全国や国際的な展開を視野に入れています。CATVを通じて得られたデータを基に、認知機能に関するエビデンスを確立し、全国のCATV事業者との連携を図ります。また、高齢化が進む国々への導入も検討し、国際的な課題解決に貢献したいと考えています。

4. ガンマ波サウンドの科学的根拠



研究によれば、40Hzの周波数を活用した音が認知機能の改善に寄与することが示されています。また、この周波数による刺激が脳のリズム活動を促進し、認知機能障害の予防に寄与するとされています。しかし、これまでの音の呈示方法では、日常生活での使用が難しいという課題もありました。

そこで、ピクシーダストテクノロジーズと塩野義製薬は、日常的な音声に自然にガンマ波の要素を組み込む手法を開発しました。これによって、視聴者は楽しみながら、健康促進に貢献できる環境が整います。

5. まとめ



このプロジェクトは、単に認知機能の改善を目指すだけでなく、地域社会全体が健康を意識し、持続可能な形で生活の質を向上させることを目指しています。今後の展開に期待が寄せられるところです。東北から全国、そして世界へと広がる新しい健康習慣の形が、これからの高齢化社会における重要なモデルとなることを願っています。


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会社情報

会社名
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
住所
東京都中央区八重洲二丁目2番1号東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー8階
電話番号

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