「Mooovin」と大東建託リーシングが提携、外国人の日本での住環境を加速

Mooovinと大東建託リーシングの新たな提携

2024年12月16日、外国人向けの賃貸物件情報を提供するポータルサイト「Mooovin」を運営する株式会社KACHIALが、大東建託グループの一員である大東建託リーシング株式会社との提携を発表しました。この提携により、「いい部屋ネット」が扱う物件情報がMooovinに掲載されることになります。これにより、日本に住む外国人は、より多くの物件情報を利用しながら、新たな住まいを探すことが容易になります。

Mooovinの成り立ち

Mooovinは2023年1月にサービスを開始し、外国人が入居可能な賃貸物件を専門に扱うプラットフォームです。日本での住宅探しは、多くの外国人にとって複雑な作業となりがちですが、Mooovinはその解決策として、外国籍の入居希望者が利用しやすいプラットフォームを展開しています。

特に、外国人の入居希望者には、必要な情報が多言語で提供され、物件オーナーや管理会社にとっても安心して物件を貸し出せる環境が整っています。海外から日本に来た人々のニーズに応えることで、効率的な物件探しが実現されるのです。

提携を通じた展望

Mooovinは2024年11月末時点で、約85,000件の外国人が入居可能な物件情報を掲載していますが、大東建託リーシングとの提携により、さらに多くの物件をカバーすることが期待されています。具体的には、新たな物件が追加されることで、地域や物件種別が広がり、ユーザーは自身のニーズに合った場所や条件に合致した物件を見つけやすくなります。

全国各地に展開する大東建託リーシングの物件ネットワークと、Mooovinの利用者層を組み合わせることで、日本の不動産市場は大きく活性化する可能性があります。特に、近年では外国人の在留者数が増加しているため、この動きは日本の不動産業界にとって非常に重要な意味を持つでしょう。

大東建託リーシングの取り組み

大東建託リーシングは、外国人に特化した賃貸住宅の仲介店舗「いい部屋ネットインターナショナル店」を運営しており、急速に回復しつつあるインバウンド需要への対応を図っています。インターナショナル店では、外国語を話すスタッフが外国人客のサポートを行い、安心して物件を探せる環境を整備しています。

今後も、大東建託リーシングは外国人の円滑な受け入れを進めるための施策を検討し、不動産市場全体の活性化に寄与していく姿勢を明確にしています。