ついに、静岡県西部の女性スポーツを中心とした、社会貢献活動が新たにスタートしました。これが、『はなぐるまプロジェクト』です。このプロジェクトの特徴は、地域内で活動する女性スポーツチームが協力し、地域貢献からダイバーシティの実現、さらには健康経営やSDGsに関連した企業サポートにまで幅広く取り組むことです。
はなぐるまとは、静岡県が誇るガーベラの和名で、その花言葉は「常に前進」と「希望」です。これをメッセージに、プロジェクトは磐田市の静岡SSUボニータ(サッカー)、袋井市と掛川市にまたがるエコパを拠点に活動するアザレア・セブン(ラグビー)、浜松市のブレス浜松(バレーボール)を含む3つのチームが参画しています。これらのチームが共同で取り組むことで、単なるスポーツの枠を超えた新たな価値を生み出そうとしています。
プロジェクトに参加しているアスリートたちは、日々のトレーニングや試合と並行して地元の企業で働いたり、大学に通うという生活を送っています。彼女たちは、公式アプリを通じて自身のチーム情報を発信し、他の競技にも興味を持ってもらえるよう努めています。この取り組みによって、お互いのファンやサポーターを増やし、地域のスポーツ観戦文化を育てていくのが狙いです。
公式アプリは、さまざまな機能を備えています。まず、アプリアイコンはプロジェクトのロゴになっており、ユーザーのスマートフォンに表示されます。また、タイムライン機能ではプロジェクトやチームの最新情報をリアルタイムで受け取れ、試合速報機能では試合結果や日程の情報も一覧で確認可能です。これにより、ファンは試合の進行状況を見逃すことなくチェックできます。
また、プッシュ通知機能を使えば、試合の開始前や結果をすぐに知ることができます。さらに、速報配信ページではチャット機能を通じてファン同士が意見を交わし、まるで現地で試合を観戦しているかのような一体感を楽しむことができます。支援も簡単で、チームに対して500円からの寄付ができるサービスも用意されており、ファンの力がそのままチームを応援する形となります。
今後の展望として、スポーツに触れる機会が減少している子どもたちに対して、運動の機会を提供することが挙げられています。各チームの選手やスタッフが持つ健康管理の専門知識を活かし、地域や企業でのセミナーや研修を通じて、彼女たちの経験を多くの人々に伝える予定です。
はなぐるまプロジェクトの活動を通じて、地域に賛同する仲間を増やし、女性スポーツを基盤にした社会貢献に邁進していくことで、より多くの人々がスポーツに関心を持ち、地域とのつながりを深めることを目指しています。
このプロジェクトは、なでしこリーグ1部の静岡SSUボニータやV.LEAGUE WOMENのブレス浜松をはじめ、様々なスポーツチームが参画しているため、今後の動きが注視されています。アプリを通じた新しい形の地域交流が、静岡県から日本全国へと広がっていくことに期待が寄せられます。