MIYAVIがヨルダンで感じた難民支援の重要性
2023年5月中旬、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の親善大使である日本人ミュージシャンMIYAVIが、ヨルダンを訪れました。この国は周辺国から多くの難民を受け入れ、特にシリアからの人々が多く生活しています。彼の訪問先には首都アンマンやザータリ難民キャンプがあり、ここで生活する人々との交流を通じて、彼らの日常や支援の必要性を実感しました。
MIYAVIは、2017年にUNHCRの親善大使に就任以来、世界各地の難民支援の現場を訪問し続けてきました。彼は音楽という特有の影響力を通じて、故郷を追われた人々の声を広めています。今回の訪問では、難民家族との会話を通じて、彼らの生活の厳しさや国際的な支援の重要性を再認識しました。食料や医療サービス、そして日常生活の支えとなる現金給付など、多岐にわたる支援が行われており、その中には日本からの支援も含まれています。
アンマンでは、UNHCRのパートナー「イエズス会難民サービス(JRS)」が実施する音楽コースに参加し、シリアやスーダンからの難民、当国の若者たちと共に音楽を楽しみました。この交流を通じて、言葉や国境を越えて人々を結びつける音楽の力を強く感じ、彼らの夢や希望が厳しい現実にもかかわらず輝いていることに驚かされました。
MIYAVIは知見を深める中で、このように語っています。「難民の数は増え続け、状況が悪化するニュースを耳にするたびに、自分の無力さを感じます。しかし、実際に彼らと会うことで、厳しい環境にあっても前向きに生きる姿に我々も力をもらっています」と。さらに、彼は出会った人々への思いを次のように表現しました。「家族のために必死に頑張る親たちや、音楽を愛し夢を追う若者たち、異国の地で新たなスタートを切ろうとする女性たちに感銘を受けました。現在、彼らの暮らしは国際社会からの支援によって継続されていますが、その支援は時として不足している状況にあります。」
MIYAVIは「人道支援が減少している今、この状況に背を向けることはできません。平和な生活を送れる日を願い、支援を続けていく必要があると感じています。これは難民だけではなく、受け入れ国であるヨルダンの人々にとっても重要なことです」と強調しました。
ヨルダンは、シリア難民を受け入れる世界有数の国であり、その支援は各国から行われています。また、MIYAVIの訪問は、日本から寄せられる支援と連帯の象徴ともいえます。UNHCRヨルダンの代表、マリア・スタヴロプロウ氏も、「彼の訪問は、難民への支援を続ける日本の皆様の気持ちを体現しています」とコメントしました。
今回の訪問は、支援資金が減少する中でのもので、ヨルダンを含む人道支援がいかに重要であるかを示しています。次回、詳細な報告が「世界難民の日」に発信される予定なので、ぜひ注目していただきたいと思います。この訪問をきっかけに、多くの人が難民問題に関心を持ち、彼らのサポートを考える機会になればと願っています。