災害対応における冷静な判断力を養う特別授業開催
2025年6月28日、東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター(以下DSEP)が主催するプログラムにおいて、株式会社DeFimansの代表取締役、小野暢思氏が特別授業を行いました。この授業は、「ディベート基礎と実演」というテーマで、災害時における冷静な判断とディベート技術の関係性を探るものでした。
DSEPとは?
DSEPは東京大学が提供する履修証明プログラムで、行政や企業、メディアの専門家が参加し、「災害対策における戦略的意思決定」をテーマにしています。このプログラムでは、最新の研究成果と実務経験を組み合わせた講義が展開されており、参加者は災害対応の知識と技術を深めることができます。
特別授業の概要
小野氏は、ディベートを「論破ではなく、冷静に説得する技法」と紹介し、感情と意見を分けて考えることが重要だと述べました。特に災害時には、情報の混乱が生じやすく、論理的に状況を分析する力が求められます。そのため、授業では参加者が実際にディベートを行いながら、効果的な判断力を養う体験型のワークショップが組まれました。
授業の構成(90分)
1. ディベートの基本的な紹介(5分)
2. 議論の種類と構造(5分)
3. 立論の技術と演習(20分)
4. 反論の技術と演習(20分)
5. ディベート試合(25分)
6. フィードバックと質疑応答(15分)
授業で取り上げられた議論の題材には、「企業の防災訓練への参加を義務化するべき」や、「災害時における速報性と正しさの優先度」など、実際に現場で重要となるテーマが含まれていました。
講師プロフィール
小野暢思氏は、慶應義塾大学法学部を卒業し、英語ディベートの全国大会で34回の優勝経験を持つディベートの名手です。また、2015年に行われた世界大会でもベスト8に進出しました。その後、ポニーキャニオンやNetflixにてアニメ関連のビジネスを手掛けた後、2022年にweb3特化のコンサルティング会社「株式会社DeFimans」を設立しました。小野氏は「ディベート技術が、災害時の意思決定に役立つ」と強調しています。
小野氏のコメント
「災害時の選択肢は常に不確実な状況にあります。論理と感情が交錯する中で、何を優先して判断すべきかを見極める力が、命を守る鍵になります。ディベートを通じてこの力を鍛えることができると信じています。」
DeFimansについて
株式会社DeFimansは、2022年に設立された企業で、トークンエコノミクスやブロックチェーン技術に特化したコンサルティングを提供しています。同社は、クライアントとともに日本のweb3業界の発展を目指し、実践的な方法で信頼を築く取り組みを行っています。
所在地は東京都港区虎ノ門で、公式ウェブサイトやSNSで様々な情報を発信しています。
この特別授業は、災害に対する意識を高める重要な機会となり、今後も多くの人々がこうした知識と技術を身につけることを期待されます。