大分県国東産オリーブオイルが国際大会で金賞を受賞

大分県国東の誇るオリーブオイルが世界に認められた！

大分県国東市で生まれたエキストラバージンオリーブオイル「クリーブオイルエキストラバージン」が、名誉あるJapan Olive Oil Prize 2025にて金賞を受賞し、注目を集めています。この大会は、国際的なオリーブオイルの品評会であり、2013年から開催されているものです。今回の受賞は、オリーブオイルの質の高さを証明するものとなりました。

健康志向と持続可能な地域づくり

近年、健康を重視する人々の間でオリーブオイルが注目されています。日本国内においても、オリーブ栽培は農業の雇用創出や耕作放棄地の有効活用といった地域の課題解決に寄与しています。特に大分県は、2022年度の調査でオリーブの収穫量が全国第2位を誇る注目の産地です。

「クリーブオイルエキストラバージン」は、特に品質にこだわったオリーブオイルで、果実はすべて手摘みで収穫され、搾油も収穫後12時間以内に行われます。この徹底した管理により、酸度0.1%を実現し、新鮮な香りと味わいが生まれています。

受賞の背景と地域貢献

国東クリーブガーデンのオリーブ事業推進室長、大野貴博氏は、今回の受賞を「高品質のオイルをお客様に届ける」という理念の結実と語っています。大分県国東が誇る土地の特性が生み出すこのオリーブオイルは、地域の誇りでもあります。

また、国東クリーブガーデンは拡張工事を経て、38haという広大なオリーブ農園となり、国内最大級の規模に成長しました。これに伴い、農業だけでなく、食や美に関する新たな観光の拠点も整備中です。

オリーブオイルの醍醐味と市場動向

オリーブオイルは、その鮮度と品質が重要な要素です。特にエキストラバージンオリーブオイルは、物理的手段のみで搾油され、酸度が0.8%以下で、風味に欠陥がないものが認められます。国東産のクリーブオイルはその中でも極めて新鮮で、国内の品質高騰の中でも注目されています。

オリーブオイル市場は、価格高騰の影響で販売量が減少している一方で、高品質で健康志向の商品への関心は高まっており、2028年までには750億円市場に成長することが予想されています。

国東クリーブガーデンの未来

今後、国東クリーブガーデンは観光農園としての拡張を進め、県内外からの訪問者を迎える準備を続けています。「クリーブと、質よく生きる。」という理念のもと、オリーブオイルを通じて地域の魅力を発信し、訪れる人々に新しい体験を提供していくでしょう。

大分県国東市から生まれたエキストラバージンオリーブオイル「クリーブオイルエキストラバージン」は、単なる調味料に留まらず、見る人、食べる人、関わる人すべてに幸せを届ける商品となっていくことが期待されます。