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名桜大学看護学科、全員合格の快挙を達成

2023年3月24日に、厚生労働省が発表した第114回看護師国家試験で、名桜大学の人間健康学部看護学科の第15期生78名が全員合格を果たしました。これは本学の看護学科が創設されて以来、初めての快挙であり、卒業生たちの努力が実を結びました。

看護師国家試験は、看護師の資格を取得するために必要な試験であり、専門科目や臨地実習を修了した学生が受験します。その内容は、必修問題50問、一般問題130問、状況設定問題60問の全240問、合計300点満点で構成されています。合格ラインは必修問題で40点以上、その他の問題は採点後に決定されるため、受験者には高い水準が求められます。

昨年の看護師国家試験では、全国の新卒受験者の合格率は95.86%、沖縄県の新卒者の合格率も96.33%という高い数値を記録しました。

教員のコメント

看護学科4年次担当の新城慈教員と西田涼子教員は、国家試験の受験日を迎えるにあたって、学生たちの無事合格を心より祈りました。その背景には、学科の有志による国家試験対策委員の活動があり、受験に向けた様々な準備が行われてきました。例年は合格率が高いものの、全員合格に到達するまでの道のりは簡単ではありませんでした。

令和6年4月には、阿部正子看護学科長の「今年こそ全員合格を達成しましょう」という熱い呼びかけがあり、教員たちも決意を新たにし、学生たちをサポートしてきたのです。模擬試験の成績や勉強会の出席率に一喜一憂しつつ、結果を見届けた際には最高の成果を得られました。

卒業生の声

第15期生の陣内野乃華さんは、全員が看護師国家試験に合格できたことを振り返り、学生生活の中での厳しい道のりを思い出しています。国家試験対策を始めたのは1年生のときで、学友との連携やSNSなどを活用した対策が功を奏しました。

彼女は仲間や家族、教員からのサポートの大切さを実感しながら、国家試験に挑み、全員合格という目標を達成することができました。この経験を通じて「繋がり」の重要性を再認識した彼女は、後輩たちにも同じ道を歩んでほしいと願っています。

この全員合格の成果は、名桜大学看護学科の努力の賜物であり、今後もこの輝かしい成果をもたらす人材を輩出し続けることが期待されます。名桜ナースたちがそれぞれの職場で活躍し、人々の健康と幸福に貢献していく姿が楽しみです。

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