電気ボイラの新サービス
2025-12-04 10:45:24

業界初!電気式蒸気ボイラによる自動デマンドレスポンスサービスの開始

業界初の自動デマンドレスポンスサービス



大阪ガス株式会社とその完全子会社のDaigasエナジーが、三浦工業と協力し、電気式蒸気ボイラを用いた自動デマンドレスポンス(DR)サービスの実証に成功しました。このサービスは、再生可能エネルギーの普及に伴う電力需要調整を目的としたもので、業界初の試みです。

1. 背景


近年、多くの地域で再生可能エネルギーが導入されていますが、その一方で発電量の変動が課題とされています。特に電力供給がひっ迫する時間帯において、需要家が電力消費を調整できるDRが重要な手段として注目されています。DRを導入することで、ピーク時の電力消費を抑え、CO2の排出削減につなげることが期待されています。

工場や公共施設などで利用される蒸気ボイラも、今や環境負荷を軽減するための一助になります。特に電気式の蒸気ボイラは、カーボンニュートラルを目指す企業にとって重要な役割を果たしています。

2. 実証の詳細


実証実験は2025年10月に行われ、Daigasグループの施設内で電気ボイラを制御するテストが行われました。このテストでは、一般送配電事業者からのDR要請を受けて、エネルギーマネジメントシステムである「Energy Brain」が電気ボイラを自動で制御できることが確認されました。これにより、顧客は手間をかけることなく電気ボイラを操作でき、DRに対応できる体制が整えられました。

3. Daigasグループの将来的な取り組み


Daigasグループは、今後もアグリゲーターとしての役割を果たし、顧客が持つ電力負荷設備や自家発電設備の管理を支援します。これにより、電力需要抑制を通じて顧客に報酬を提供するDRサービス「D-Response」の導入が進んでいく予定です。また、電気ボイラを用いた新たなサービスの展開も計画しています。

今回の実証を通じて、Daigasエナジーはカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを強化し、顧客に対して新たな価値を提供することを目指します。さらに、三浦工業と連携し、需給調整市場にも向けたソリューション提供を展開することで、持続可能な社会の構築に寄与していく意向です。

4. 未来に向けてのビジョン


Daigasグループは、様々な利害関係者と協力し、社会の諸課題解決に寄与する「ミライ価値」を創出することを目指します。そして、時代を超えて選ばれるエネルギーおよびサービスを提供する革新的な企業へと進化し、持続可能な未来を実現するための努力を続けていく所存です。


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会社情報

会社名
Daigasグループ
住所
大阪府大阪市中央区平野町4丁目1番2号
電話番号

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