サステナブルなラグジュアリー、DAI DAIが博多阪急でPOP UP開催中
新たに誕生したサステナブルブランドDAI DAI(ダイダイ)が、博多阪急百貨店4階にて約2週間のPOP UPイベントを開催しており、多くの注目を集めています。DAI DAIは、眠っている着物や職人技術を活用し、地域資源を循環させることで、永く使える商品を提供することを目指しています。このブランドが提唱するのは、「良いものを永く、修繕しながら使う」というライフスタイルです。
ブランドの理念と特徴
DAI DAIは全ての商品が修繕可能な設計で作られています。これにより、ファストファッションに対抗し、持続可能な豊かな社会の実現を目指しています。サステナブルな取り組みは、単に環境に優しいだけでなく、過去や文化に根ざした新しい価値観を提案しているのです。
その中でも特に注目されるのが「ヒドゥンフラワー」シリーズのハンドバッグです。このシリーズは、世阿弥の書「風姿花伝」の「秘すれば花」からインスパイアを受けたデザインで、革職人が一つ一つ手縫いで仕上げています。187,000円(税込)という価格にも関わらず、ユニークでロマンティックなスタイルを持ち、どのシーンにも馴染む一品です。
GREETINGシリーズの魅力
また、DAI DAIのGREETING(グリーティング)シリーズも見逃せません。この名刺入れは、高知県産の虎竹と別府産の真竹を使用しており、その特有のまだら模様が個性的で、ビジネスシーンでの差別化に役立ちます。41,800円(税込)の価格で、その優れたデザインとクラフトマンシップは、名刺交換時に自分を引き立てるアイテムとなるでしょう。
文化と文脈を持つブランド
DAI DAIという名前は、「着物が形を変えながらも代々受け継がれますように」という願いが込められています。また、ブランドのロゴには「橙(だいだい)」という漢字が用いられており、日本の色の文化「襲ね色目(かさねいろめ)」から着想を得ています。こうした文化的、文学的な要素に触れることは、消費者にとっても新たな興味を引き起こすきっかけとなるでしょう。
今後の展望
DAI DAIを運営する株式会社クラフトマンシップの代表、リヴィア清水夏子氏は、「着物(ファッション)は農業」という言葉を持ち出し、着物の材料となる生産活動と深い結びつきを示しました。今後は、リジェネラティブ農業による「衣の畑」づくりにも挑戦する予定とのこと。この取り組みは、環境再生を意識した持続可能な社会づくりに寄与するでしょう。
POP UP詳細
DAI DAIのPOP UPは、2025年2月26日から3月11日まで、博多阪急百貨店4階ステージ4で開催されています。最終日は午後6時までですので、興味のある方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
このように、DAI DAIはサステナブルな理念を掲げつつ、ラグジュアリーな商品を提供する革新的なブランドとして、今後ますます注目されることでしょう。