子育て支援で喜ばれる自治体サービスを調査した結果
株式会社リクルートが提供する妊娠・出産情報誌『ゼクシィBaby』は、妊娠、出産、育児に関するさまざまな調査を行っています。この度、全国のママたちを対象に「自治体が取り組む妊娠・子育て関連サービス」についての調査を実施し、その結果を発表しました。特に満足度が高かったサービスや、さらなる充実を期待する声が多く寄せられています。
調査結果の概要
調査から分かったことは、自治体ごとにさまざまな特色ある妊娠・子育て支援が提供されていることです。今回は特に実際に利用されたサービスや「あるとうれしい」というサービスについてリサーチしました。
利用したサービスランキング
調査に参加したママたちの中で、特に人気が高かったのは「講座」で、35%の方が参加したと回答しました。続いて「子育てサロン・児童館」が30%と続き、この2つのサービスが高い支持を受けていることが分かりました。これらのサービスが人気を集める一方で、残念なことに多くのママたちがサービス内容を知らないという声もありました。
さらに、自治体が提供するサービスやイベントを利用するきっかけとしては、紙媒体の「チラシ」や「窓口」が優勢という結果になりました。興味深いことに、4人に1人のママたちが自分自身でインターネットを活用して情報を集めていることも分かりました。このように、自治体の情報をどのように受け取るかは様々な方法で行われているようです。
ママたちの期待するサービス
「あるとうれしいサービス」としては、「預かりサービス」や「交流できる場」、「産後ケア」、「おむつ補助」といった具体的なニーズが多く見られました。特に、「産後ケア」に関するニーズが高く、これがどれだけ多くのママたちに影響を与えるかを示す声が多く聞かれました。一方で、「他の自治体でのサービスがうらやましい」といったコメントが目立ち、自治体ごとのサービス格差に対する意識も感じられました。
実際に利用したママの声
実際に利用してみたママたちからのコメントでは、講座に参加したことで夫の育児に対する意識が高まったという事例や、離乳食の作り方を具体的に学ぶことで気分転換になったという意見が寄せられました。また、子育てサロンでは、公園での開放的な場が魅力的で、他のママたちとの交流が心の支えになったとの声も。
「あったらいいな」という声
「もっと気軽に預かる場所があれば」といったニーズが多く、周囲に同年代の子どもを持つ親たちとの交流の場が欲しいという意見もありました。おむつ補助に関しても過去に経験があるママからは、高額なオムツ代を補助してくれる自治体の存在が心強かったとする声が寄せられています。
"あるとうれしいサービス"のニーズの高さが際立っていますね。
まとめ
今回の調査を通じて、自治体の提供する妊娠・子育て支援が、どれほど多くのママたちにとっての助けになっているのかが浮き彫りになりました。支援内容の充実はもちろん、幅広く情報が行き渡ることで、より多くの家庭がその恩恵を受けることが期待されます。実際のサービスを利用しているママたちが語る声は、これからの自治体サービスのあり方に大きなヒントを与えてくれるでしょう。
このような詳細な調査結果は、会員サイトや『ゼクシィBaby』の印刷版にて確認できますのでぜひチェックしてみてください。