廃棄アスパラガスの茎から生まれた新しいお茶『翠茎茶』

新たな素材として注目を集めているアスパラガスの茎を原料に、香ばしい味わいのお茶『翠茎茶 -ROASTED ASPARAGUS TEA-』が発表されました。従来は廃棄されていたアスパラガスの茎が、丁寧な乾燥と焙煎を経て、おいしいお茶へと生まれ変わります。

アスパラガスを使ったノンカフェインの新しいお茶

『翠茎茶』は、その名の通りアスパラガスの茎を使用しており、甘みと旨味を感じられる香ばしい味わいが特徴です。青臭さがなく、ほっこりとした飲み口が楽しめます。さらに、ノンカフェインなので、お子様や妊婦の方でも安心して飲用でき、ホットでもアイスでも楽しめるのが魅力です。

また、料理の隠し味や出汁として使えるなど、さまざまな用途で活用できるお茶です。一度に3〜5煎抽出可能なので、その風味の変化も楽しむことができます。ミントや山椒、蜂蜜とのブレンドティーとしてもおすすめであり、幅広いシーンで活躍することでしょう。

廃棄物を再利用したエコノミーサイクルの実現

この新製品を開発したのは「REDD」と呼ばれる会社で、農業と福祉の連携をテーマとした新たな経済循環モデル「農・創・福」エコノミーサイクルを提唱しています。アスパラガスの茎は、出荷までの間に多くが廃棄されていましたが、その部分をしっかりと回収し、丁寧に加工することで新たな価値を生み出しています。

東京都練馬区の「白石農園」は、福祉施設「かたくり福祉作業所」と連携し、農業の現場において新たな雇用と生きがいを提供しています。この仕組みを通じてアスパラガスの茎を再利用し、毎年800kgの生ゴミ削減を目指しています。この取り組みが持続可能なものであるためには、美味しい製品の提供が必須とされています。