株式会社こんにちハローとTitan Intelligenceが業務提携を締結し、多言語動画翻訳を加速

株式会社こんにちハローとTitan Intelligenceの提携

近年、多言語動画翻訳の需要が高まっています。株式会社こんにちハロー（以下「こんにちハロー」）は、2024年3月に設立され、東京都中央区に本社を置いています。一方、株式会社Titan Intelligence（以下「Titan」）は、東京都渋谷区を拠点にする多言語動画吹き替えAIの開発を手掛ける企業です。この両社が提携し、動画翻訳の品質向上を図ることとなりました。

提携の背景と目的

この提携により、こんにちハローが持つ多言語翻訳の制作体制と、Titanが開発した高精度な音声合成技術が組み合わさります。具体的には、こんにちハローは、AI技術による翻訳の校正や編集を行い、品質を商用可能なレベルに引き上げています。Titanの音声合成技術は話者の声質や感情、抑揚を忠実に再現するため、これにより動画のクオリティが飛躍的に向上することが期待されています。

Titan Intelligenceの強み

Titanは、生成AIを用いた音声合成において、話者の声質や感情を再現する技術に特化しています。この技術は、「本人の声で外国語を話しているように聞こえる」という特長があり、動画のローカライズにおける重要な価値を提供しています。この高い再現度は、動画を視聴する際に、視聴者によりリアルな体験を提供することができます。

こんにちハローの品質保証体制

こんにちハローは、AI任せではなく専門の翻訳者や映像編集者、音声エンジニアによる質の保証体制を整えています。このプロセスにより、37言語に対応した多言語映像制作が可能となり、文化的なニュアンスや発音、映像適応などを細かく施しています。これにより、視聴者へのメッセージの伝わり方を最適化しています。

今後の展開

今後、Titanの音声合成技術とこんにちハローの制作体制を活用し、動画翻訳の「声の質」や「感情表現」、さらには「文化的ニュアンス」の高い再現性を実現することを目指します。これにより、海外市場をターゲットとした企業のマーケティング支援や観光コンテンツ、教育・文化発信、EC商品紹介などの動画翻訳において、高品質なコンテンツを提供することが可能になります。

代表者のコメント

ツの提携に関して、Titanの赤塚育海社長は「こんにちハローの制作・監修チームは、当社の技術を最も活用できるプロダクションです。今回の提携を通じて、コンテンツオーナーに安心と満足を提供できるよう努めます」と述べています。

一方、こんにちハローの早見星吾CEOは「動画翻訳においての“声質と感情の再現”は品質の核心です。Titanの技術は、動画の説得力を一段深めるものです」と語りました。この提携により、両社は日本から世界へ向けた情報発信をさらに強化し、新たな制作モデルを構築していく考えです。