埼玉県が暑さ指数をリアルタイムで公開！熱中症予防に役立てよう

埼玉県が暑さ指数をリアルタイムで公開

埼玉県は、暑さによる健康被害を予防するため、2022年より「インターネットにつながる暑さ指数計」を導入し、県内30か所でリアルタイムの暑さ指数を公開しています。特に暑い夏の季節、外出時や日常生活での熱中症リスクを軽減するための重要な取り組みが進められています。

概要について

埼玉県気候変動適応センターのウェブサイト「SAI-PLAT」では、新たに整備された暑さ指数計により、県内各地の暑さ指数情報が10分ごとに更新されます。今年度の公表は9月30日まで実施され、住民が手軽にアクセスできるようになっています。

電子マップで提供されるこれらのデータを基に、個人や家族で熱中症予防策を講じることができます。屋外活動前や外出時にぜひ確認してください。

暑さ指数の重要性

暑さ指数（WBGT）は、気温、湿度、開放した場所での輻射熱を考慮して熱中症の危険度を示す指標です。暑さ指数が28℃以上になると、日常生活でも熱中症のリスクが高まるため、冷房を使ったり外出を控えたりすることが推奨されます。この指標は、実際の気温だけでなく、湿度や日射も考慮に入れられています。

例えば、クーラーを使用することや、直射日光を避けることが重要です。また、特に注意が必要な時間帯は、日射が強く水分補給を意識することが求められます。

技術の進化

環境科学国際センターは、IoT暑さ指数計を開発し、温湿度計と黒球温度計からデータを自動的に収集してインターネットを介して情報を提供します。このシステムは、簡易にデータを活用できるだけでなく、過去の暑さ指数や風向風速データも確認できるため、個別のリスク管理に有用です。

現在は30の観測地点の内、15か所に新しい機器が設置され、正確で安定したデータを提供することが可能となっています。さらに、株式会社建設技術研究所と提携し、RisKmaシステムを使った新しい観測データの表示も実施されています。これにより、暑さ指数と風向の関連性を視覚的に示すことで、より効果的に熱中症を防ぐための情報を提供できます。