機械業界特化の脱炭素入門講座が始まる
株式会社スキルアップNeXtは、企業の脱炭素経営を支援するために、自社のGX(グリーントランスフォーメーション)推進を目的とした新たなプログラムを始めることを発表しました。このプログラムは、機械業界に特化した内容で、11月4日から提供されます。
機械業界が果たす“二重の役割”
機械業界は製造業の根幹を支える基盤産業であり、自社だけでなく、顧客のGHG(温室効果ガス)排出削減にも貢献する責任を担っています。そのため、CO2排出構造を理解し、脱炭素化を進めることが求められています。
近年、環境規制の強化が進む中、特にEUでは「持続可能な製品のためのエコデザイン規則(ESPR)」や「CBAM(炭素国境調整メカニズム)」が施行され、企業に厳しい基準が課されています。このような外部圧力は、取引の条件となりつつあり、業界において競争力を維持するためには、グリーンな原材料の調達や高効率の省エネ製品の開発が不可欠です。
脱炭素推進の課題
ボストンコンサルティンググループが発表した「BCG カーボンニュートラル・インデックスレポート 2024」によると、東証プライム上場企業の約80%が「脱炭素化に向けた全社的な取り組みを始めたものの実行に移せていない」と答えています。この理由には、企業が一般的な脱炭素化の原則を理解する一方で、自社の特有の事情に適応させる際に直面する「業界独自の壁」が存在しています。
機械業界はこの壁を乗り越えるために、業界特有の課題とそれに対するアプローチの理解が不可欠です。たとえば、自社のサプライチェーン全体でのCO2排出量が約90%を占めているため、自社の努力だけでは限界があり、サプライチェーン全体を見直す必要があります。さらに、国際的な規制への迅速な対応が求められる時代において、これらの理解はより一層重要です。
講座の内容と特徴
新たに提供される「GX入門講座」では、業界特有の主要課題に関する具体的な内容を網羅的に学ぶことができます。講座のカリキュラムには、機械業界自身のGXや、機械製品・技術がいかに社会全体のGX実現に寄与できるかを含む内容が用意されています。
講座詳細は以下の通りです:
- - 名称:業界別講座
- - 対象者:企業の経営層、経営企画、サステナビリティ・GX推進担当者、及び機械業界関係者
- - 学習形式:eラーニング
- - 価格:5,500円(税込)
受講することで、企業は自社の脱炭素推進に必要な思考のフレームワークを得ることができ、実効性あるGXの推進が期待されます。
スキルアップNeXtについて
株式会社スキルアップNeXtは、企業のGX推進をワンストップでサポートするため、GXに関する多彩な講座や検定を提供しています。自身の企業のGX動向や技術を深く理解し、実際に活用できる知識を身に付けることが可能です。
詳細情報や申し込みについては、スキルアップNeXtの公式サイトをご覧ください:
スキルアップNeXt公式サイト