親子アーティストの物語
2025-10-23 11:42:22

大阪・関西万博で誕生!母と子のアートユニットが描く幸せの瞬間

大阪・関西万博で「親子アーティスト」が誕生



2025年の大阪・関西万博で、一般社団法人 Wabunka Projectが発表したのは「親子アーティスト」というユニット。母・中橋治美とその息子、隆廣が共にアートの世界に挑戦し、注目を集めています。彼らの初展示は、万博内の「シン・オンナ展」にて行われ、思わぬ反響を呼び起こしました。また、隆廣は「第11回MOA美術館港区児童作品展 絵画の部」で銅賞を受賞するなど、実力も証明しています。表彰式は2025年10月26日に港区で開催予定です。

親子アーティストの誕生背景



「親子アーティスト」とは、親子二人三脚で楽しむ期間限定のユニットです。この活動の根底には、二つのルールが存在します。まず第一に、「どちらかが辞めたいと言ったら、即解散」。そして第二に、「反抗期や日常の笑顔も、すべてかけがえのないアートになる」という考え方です。

隆廣は発達障害を抱え、子供の頃は絵を描くことがとても苦手でした。しかし、母の治美が「楽しいね」と独り言のように自分の作品を描く姿を見て、隆廣も次第に筆を取るようになりました。その時の作品が「しあわせだね」であり、その絵は後に金賞を受賞することになります。この瞬間は、ただの「苦手」を「楽しい」に変えた大きな出来事でした。

「しあわせだね」の魅力



金賞を受賞した作品「しあわせだね」は、寒い冬の夜に猫とその親子が月を見上げる姿を描いています。子猫が感じるぬくもりは、ただ物理的な豊かさではなく、「今、お母さんと一緒にいること」が幸せであるというメッセージが込められています。この作品は、互いの個性を尊重した結果生まれたものであり、母としての治美は、息子の成長を感じる瞬間となりました。

さらなる展開



受賞を機に、てのひら美術館の白神代表から「親子展をやってみませんか?」というオファーがありました。この機会に隆廣は様々な技法に挑戦し、約30点を制作しました。そして、万博で正式にデビューを果たし、親子アーティストとしての活動が本格化します。

次なる作品「夏の思い出」では、香川県での夏の記憶を描き、見事銅賞を獲得。この作品は、たった15分で描かれたもので、まさに瞬間的な“楽しさ”が詰まったものです。

アートがもたらす新しい気づき



隆廣は今でも「絵が好き」と言いながら、時には描きたくない日もあります。母もまた、かつて柔道に対して同様の気持ちを抱いていたことがあります。「苦手を克服すること」においては、強制するのではなく、自らの「楽しい瞬間」を見つけることが重要です。その経験を通して、息子とアートの力を学び、今後も共に成長していきたいと考えています。

万博から広がるつながり



2025年の万博「シン・オンナ展」では、代表作「しあわせだね」が展示される予定です。作品は地域とのコラボレーションを通じて、社会とのつながりを生み出しています。また、養育中の親たちに新たなアート体験の場を提供することにも成功しています。

結びに



私たち親子アーティストは、MOA美術館の目的に深く感銘を受け、今後も「心を育てるアート」を通じて、新たな才能の開花をサポートしつつ、親子の絆を深める活動を続けていきます。


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会社情報

会社名
一般社団法人Wabunka Project
住所
東京都港区赤坂4丁目5番21号309
電話番号
03-6441-2413

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