ナインアワーズと千葉大学が睡眠データ研究で提携を締結

ナインアワーズと千葉大学医学部附属病院が協力し睡眠データ研究を開始

2023年5月9日、株式会社ナインアワーズ（東京・千代田区）と千葉大学医学部附属病院（千葉県千葉市中央区）は、睡眠データを活用した共同研究に向けた覚書を締結しました。この契約により、ナインアワーズは今後千葉県内で新たな宿泊施設を開業し、宿泊客の同意を得て睡眠データを収集することを計画しています。

睡眠データの活用法

ナインアワーズでは、一部のカプセルホテルにおいて、宿泊客を対象にした睡眠解析サービスを提供。センサーを用いて体動やいびき音、寝顔画像を測定し、宿泊者にレポートを提供しています。これらのデータを千葉大学に提供することで、当院は睡眠に関する研究を行い、疾患予防や健康維持に役立てる考えです。この連携は新しい宿泊サービスの創出を目指すもので、医療機関との協働が大きな特徴です。

他機関との連携の可能性

ナインアワーズは、単に宿泊施設を運営するだけでなく、医療機関との連携を通じて、さまざまな研究開発を進める意向です。さらに、他の大学病院や研究機関とのネットワーク形成を視野に入れており、新たなヘルスケアサービスの開発を目指しています。こうした取り組みは、予防医療やウェルネス分野の発展に寄与する可能性が高く、医療と宿泊が融合した新たなビジネスモデルの確立が期待されます。