事業承継とフードロスに挑む!
福岡県嘉麻市からの挑戦が始まります。新たに開発された「唐揚げ専用ぽん酢」が、クラウドファンディングを通じて全国デビューを果たすこととなりました。この取り組みは、地域の伝統を守りつつ、健康的な食文化を醸成することを目指しています。プロジェクトは2025年2月17日から始まり、全国の皆様に特別な味を届けることを目指しています。
つなぐ、伝統と革新
マルボシフーズ株式会社は1998年に由緒ある調味料メーカーから独立以来、地域の特色を大切にした商品作りに励んできました。特に、手詰めや小ロット製造によって地元企業や全国の食品メーカーとの信頼関係を築いてきたことが大きな強みです。前経営者である星野氏が病に倒れ、廃業の危機に直面した際、現経営者の髙田橋和希氏がその意思を引き継ぐ形で事業が続けられています。「星野さんの人柄や職人気質に感銘を受け、地域の伝統を絶やしたくない」と語る髙田橋氏。星野氏が抱いていた食品安全に対する強いこだわりは、髙田橋氏にも引き継がれています。彼は現在も、品質を最優先にした製造を徹底して守り続けています。
食品ロス削減のための取り組み
同社では、フードロス削減の具体的な手順として「とうふを杏仁豆腐に変えるタレ」を開発しました。このプロジェクトは、豆腐の消費を促しつつ、捨てられる豆腐を減らすことにフォーカスしています。髙田橋氏は、「豆腐をスイーツにすることで、より多くの人々に健康的な選択肢を提供したい」と熱く語ります。社員一丸となった試行錯誤の結果、出来上がったこの商品が、まさに新しい食文化を生成する手助けとなるのです。
唐揚げ好きにはたまらない!「唐揚げ専用ぽん酢」の魅力
今回の商品の一つ、「唐揚げ専用ぽん酢」は株式会社金子企画によって企画され、マルボシフーズが製造を担当しています。このぽん酢は、唐揚げの旨味を最大限に引き出すように設計されており、さっぱりとした味わいが特徴的です。特に、ピリッとした柚子胡椒の風味が毎日の食卓を華やかに演出し、唐揚げをより美味しく楽しむことができる商品に仕上げられています。
また、このぽん酢は「かけても、つけてもOK」という使いやすさも魅力の一つです。唐揚げがさらに楽しみになるだけでなく、「かけたい派」と「つけたい派」の双方に応えることができる新しい調味料として期待されています。
未来を見据えて
髙田橋氏は「嘉麻市で一番の企業になることを目指している」と断言し、地域活性化への貢献と共に全国への発信を計画しています。地域の伝統を守りながら、革新的な食品製造を進めることが彼のビジョンです。今後も新しい商品を通じて、地域の魅力を伝え続けることを目指しています。
企業情報
マルボシフーズ株式会社は、福岡県嘉麻市で1998年に設立され、液体調味料の製造・販売を行っています。常識にとらわれない新しい発想を得意とし、食事の体験そのものを向上させることで、利用者に楽しんでもらえる製品を提供しています。
【社名】マルボシフーズ株式会社
【本社所在地】福岡県嘉麻市熊ヶ畑2332-5
【代表取締役】髙田橋 寛
【設立】1998年1月5日
【事業内容】液体調味料の製造・販売
一方、株式会社金子企画も福岡県うきは市に本社を置き、食品の企画・販売を行っています。
【社名】株式会社金子企画
【本社所在地】福岡県うきは市吉井町新治527
【代表取締役】金子 幸三郎
【設立】2024年2月14日
【事業内容】食品の企画・販売
いよいよ全国デビューを果たす「唐揚げ専用ぽん酢」。その味わいや背景を知ることで、より一層楽しめるのではないでしょうか。