量子コンピュータの未来を探る「Q2B 2026 Tokyo」
量子コンピュータの急速な発展に伴い、そのビジネス応用が注目されています。2026年6月4日と5日の二日間、国際会議「Q2B 2026 Tokyo」が東京都港区のグランドハイアット東京にて開催されることが決定しました。主催は、量子コンピュータのアルゴリズムとソフトウェアの研究開発を行う株式会社Quemixが、米国のQCWareと共同で行います。
この「Q2B」シリーズは、世界各地で開催され、シリコンバレーやパリに続く東京での開催となります。国内外の量子コンピュータベンダーや研究者、政府関係者、エンドユーザー、投資家を結びつける重要なプラットフォームとしての役割を果たします。
前回の成功を受けて
「Q2B 2025 Tokyo」では、670名以上の参加者が集まり、量子コンピュータへの関心の高さを示しました。この会議では、本田技術研究所とQuemixによる共同発表「量子状態を読み出す新技術」が特に注目され、その実装に向けたインパクトのある研究が発表されました。
Quemixの役割
再びプラチナスポンサーとして参加するQuemixは、前回の成功をもとに「Q2B 2026 Tokyo」においても量子コンピュータ関連の最新の研究成果やユースケースを発表する予定です。特に、誤り訂正量子コンピュータ(FTQC)のアルゴリズムに関する研究が注目されています。また、同社はスポンサー募集やメディア対応などの運営を幅広くサポートし、この会議を通じて量子コンピュータビジネスの発展に貢献します。
イベントの詳細
- - タイトル: Q2B 2026 Tokyo 量子コンピュータの実現に向けて
- - 開催場所: グランドハイアット東京(東京都港区六本木6-10-3 六本木ヒルズ内)
- - 開催日程: 2026年6月4日・5日
Q2B 2025の実績
前回の開催(Q2B 2025 Tokyo)では、600人以上が来場し、75人の登壇者が参加。今年もさらなる盛り上がりが期待されます。この会議は、量子コンピュータに関心が高まる中、連携を深める貴重な機会となります。主なスポンサーの中には、ダイアモンドスポンサーとしてSQAIやクオンティニュアム株式会社、ゴールドスポンサーには富士通株式会社、IONQなどが参加し、多岐にわたる企業が集まっています。
お問合せ窓口
「Q2B 2026 Tokyo」への出展や取材に関する問い合わせは、Quemixの公式ウェブサイトで受け付けています。国内企業・団体からのスポンサー出展の検討や、メディアの取材依頼など、幅広く対応しています。
Quemixについて
株式会社Quemixは、株式会社テラスカイのグループ会社で、量子コンピュータや量子センサ、材料計算に関する研究開発を行っています。そのビジョンは「量子技術で人類が夢見た未来を実現する」とし、FTQCに特化した研究を進めています。特に「確率的虚時間発展法(PITE®)」は、数学的に証明された量子加速を実現するアルゴリズムとして注目されています。2028年の量子コンピュータ実用化を目指し、継続的な研究開発に努めています。
まとめ
「Q2B 2026 Tokyo」は、量子コンピュータのビジネス化に向けた重要なイベントです。多くの関係者が集まり、未来の技術について議論し、つながりを形成する場となることでしょう。大きな期待が寄せられるこの会議から目が離せません。