静岡競輪場がメタバースで投票体験を提供
2024年12月、静岡県の静岡競輪場が、今年の冬に開催される『バーチャルマーケット2024 Winter』への出展を決定しました。このイベントは、130万人以上の来場者を誇る世界最大級のメタバースイベントであり、静岡競輪場にとっては初めての経験となります。
今回の出展は、2024年12月28日から30日に行われる「KEIRINグランプリ2024シリーズ」の広報活動の一環であり、競輪の認知度向上を目指しています。特に、競輪を支持するファン層である2、30代の男性にアプローチすることを狙いとしており、バーチャルマーケットに出店することによって、彼らに没入感のある投票体験を提供することを目指しています。
KEIRINグランプリについて
「KEIRINグランプリ」は、優勝賞金が1億4千万円という大きな額をかけた年末のビッグレースです。このレースには、競輪界のトップ選手たちが集結し、その年の真の王者が決定されます。出場資格は、GⅠレースでの優勝経験者または上位の賞金獲得者のみであり、約2,200名の選手の中から選ばれた9名だけが出場できるという特別なレースです。
メタバースでのブースの詳細
静岡競輪場が展開するブースは、「レーサーパンダ」というマスコットキャラクターをフィーチャーしています。ブース内にはミニチュアの競輪コースが用意され、参加者は本物さながらのレース展開を体験しながら投票に参加できます。投票が当たるとコインが付与され、「レーサーパンダ」の3Dアバターなどの特典と交換できる仕組みです。これにより、参加者は新たな形で競輪の魅力を体験し、楽しむことができるでしょう。
また、静岡競輪場の公式Xをフォローし、ブース内で撮影した写真に「#Vket静岡競輪場」のタグを付けて投稿した方には、抽選でKEIRINグランプリ2024のオリジナルタオルやQUOカードが当たるプレゼントキャンペーンも実施されます。これにより、競輪の楽しさを拡大し、さらに多くの人々に競輪を知ってもらう機会となるでしょう。
静岡競輪場の意気込み
静岡競輪場の担当者は、初めてのメタバース出展に対する期待を寄せており、競輪の魅力を広める新しい試みとして位置付けています。参加者には、リアルとバーチャルが融合した競輪体験を楽しんでもらいたいという思いが伝わってきます。
メタバースイベント「バーチャルマーケット」について
バーチャルマーケットは、メタバース上で様々な3Dアイテムやリアル商品を売買できるイベントとして知られています。2018年から始まったこのイベントは、グローバルな参加者を集め、数々のギネス世界記録を保持しています。メタバースならではの多様な体験が提供され、参加者同士が音声でコミュニケーションを取ることで、リアルな体験に近い臨場感が感じられます。
これからのメタバース空間での競輪の体験が、どのように広がっていくのか、期待が高まります。