性の健康を守る!啓発キットとユース向け講座が始動
近年、性教育と性の健康に対する理解が求められる中で、教育機関や医療現場からの需要が高まっています。そんな中、2023年版の"ポケット避妊教室"という教育用キットが発表されました。このキットは、養護教諭、薬剤師、助産師、看護師などが活用できるように設計されており、実際の医療現場でも数多くの反響を呼んでいます。
1. 啓発キットのご紹介
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ポケット避妊教室 2023年版
この教材キットは、海外の避妊キットを基にしたものであり、支援者が相談や支援を行う際に使う資材として開発されました。緊急避妊薬の入手を可能にする市民プロジェクトが元になり、2022年にクラウドファンディングを通じて実現しました。
患者や生徒との実際の対話に役立ち、「実物を手に取ることにより、話しにくいテーマでも、意見交換がしやすくなった」との声も寄せられています。
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教材の内容
改訂版では、箱の強度改善に加え、内容物を見やすく配置できるように工夫されており、性教育や個人相談の場面でさらに利用しやすくなりました。また、冊子形式の教材も充実しており、避妊法や性感染症に関する情報がイラストで分かりやすくまとめられています。
以下の機関からの申し込みを歓迎します
教育機関や医療機関、相談支援団体による"ポケット避妊教室"の活用も広がっています。興味のある機関は、公式の申込フォームから必要事項を記入し申し込みが可能です。申し込みは3月17日まで受け付けており、先着順での配布となります。
2. ユースフレンドリー講座のご紹介
続いて、ユースフレンドリーなケアを学ぶためのオンライン講座が開始されます。この講座は、若者が抱える不安や緊張を軽減するための情報伝達方法や多様な背景を持つ若者との向き合い方を学ぶことが目的です。
講座内容
- - ユース・フレンドリーなケアを知ろう (福田和子氏)
- - SRHR(性と生殖に関する健康と権利) についての価値観を探る (ミーバ・ボンジュール氏)
- - スウェーデンにおける実践 (リロ・リンジット氏)
医療従事者や若者支援を行う方に向けて、若者にとってフレンドリーなケアを実践するためのポイントや資材も提供されます。
3. 国際女性デー記念イベント
3月8日の国際女性デーを記念して、緊急避妊薬や性の健康に関する啓発キットとユースフレンドリー講座のお披露目イベントが開催されます。このイベントでは、実際に教材を手に取って学べる機会や、若者が相談しやすい環境づくりについてのワークショップが予定されています。
場所と参加方法
イベントは、3月10日(金)にSHIBAURA HOUSEで開催され、参加は無料ですが、事前の申込みが必要です。参加者は先着で30名までと限定されているため、興味のある方は早めの申し込みをお勧めします。
まとめ
このような取り組みにより、性の健康に関する教育が広まり、若者が安全に安心して相談できる環境が整うことを期待しています。性の健康を大切にし、学び合う機会を増やしていきましょう。