商船三井が「えるぼし認定」で最高位の評価を取得
株式会社商船三井(代表取締役社長:橋本剛、本社:東京都港区)は、厚生労働省が認定する「えるぼし認定」において女性の活躍に関する取り組みが優れている企業として最高位の3つ星を獲得しました。この認定は、職場における女性の雇用環境を評価するもので、商船三井は全ての基準を満たしてその評価を得たのです。
「えるぼし」の認定基準は、5つの評価項目から成り立っています。それは、女性の「採用」「継続就業」「働き方」「管理職比率」「多様なキャリアコース」です。この5項目に関して、同社の取り組みは特に優れていると認められました。これは、商船三井が女性が活躍できる環境を整えた結果であり、社会全体からも高く評価されています。
ダイバーシティの理念を実現する取り組み
商船三井は、2023年8月に改訂したダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)基本方針に基づき、女性が働きやすい環境を作るための施策を実施しています。特に、育児や介護と仕事を両立させる支援制度が重要視されています。また、将来の経営者となる女性管理職の育成計画も進んでいます。
さらに、商船三井は労働時間の短縮や女性船員の船上勤務における快適さの向上を図る取り組みも行っています。具体的な施策の一つには、女性船員が感じる不便さや課題を話し合う座談会があり、実際には生理用品の常備など、直接的な改善策が講じられています。
国際女性デーとの連携
商船三井は、国連が定めた「国際女性デー」にあわせて、他社と連携したトークイベントも開催しています。これにより、女性の活躍をさらに推進し、DE&Iの理念を実現するための対話を進めています。
また、同社は経済産業省と東京証券取引所が共同選定する「なでしこ銘柄」にも4年連続で選ばれており、女性の活躍が特に顕著な上場企業としての地位を確立しています。
今後の展望
商船三井は、社員がそれぞれの熱意を持ち寄り、多様な個性と能力を活かせるような職場環境の構築に取り組んでいく方針です。これにより、さらなるイノベーションと成長を目指しています。今回の3つ星認定を契機に、より一層の改革を進め、多様性を実現する組織風土を醸成していくことでしょう。