本を通じて未来を拓く、シャンティの新たな挑戦と支援活動
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会は、1981年の設立以来、アジア地域において教育文化支援や緊急人道支援に努めてきました。シャンティは、「本を通じて生きる力を育む」ことを理念に掲げ、子どもたちがどのような困難な状況でも学べる環境を提供するため、日夜活動を展開しています。
今回は、シャンティが新たに賛同した「April Dream」というプロジェクトや、最近発生したミャンマー地震への緊急支援について詳しくご紹介します。
「April Dream」による夢の発信
株式会社PR TIMESが主催する「April Dream」とは、企業や団体、個人が自らの夢を広めるプロジェクトです。シャンティは2025年4月1日からJR山手線の車内サイネージに、彼らの夢「本の力を、生きる力に。本を知らずに育つ子どもをなくしたい。」を掲出することとなりました。この「Dream Train」に乗車することで、多くの方々にシャンティの思いを伝え、子どもたちに教育の機会を与えるための支援を促進します。
シャンティは、1981年から7カ国8地域での教育文化支援を行ってきました。しかし、世界には依然として7億7,300万人の読み書きができない人々が存在しています。シャンティは、本が持つ力を信じており、自らが考える力を育てることで希望を与え、心の平和を育むと考えています。
目指すのは共に生き、共に学ぶ社会
シャンティが目指す社会は、「共に生き、共に学ぶ」ことのできる平和な場所です。紛争や貧困、自然災害で教育を受けられない方々が多くいる中で、シャンティはそのような厳しい環境でも安心して学べる機会を作り出そうと尽力しています。
シャンティは、教育を通じた「多様性」を大切にし、互いに尊重し合う社会づくりを目指し続けます。
ミャンマー大地震への緊急支援
2025年3月28日に、ミャンマー中部ではマグニチュード7.7の地震が発生し、甚大な被害が報告されています。現地のマンダレー付近や首都ネピドーは特に甚大な被害を受けており、シャンティのミャンマー事務所は、地震発生後すぐに被害状況の情報収集を開始しました。現時点でおおよそ1700人の方が亡くなり、3400人以上が負傷しています。
シャンティでは、現地のニーズに応じた支援活動を迅速に始めることを決定しました。食料、生活必需品、衛生用品の配布に加えて、被災した子どもたちへのケアにも力を入れる予定です。これにより、災害に苦しむ人々に安心して学べる環境を提供したいとしています。
今後の展望
シャンティ国際ボランティア会は、今後も変わらぬ思いで教育の機会を提供し、夢の実現に向けた活動を続けていく所存です。読者の皆さんには、引き続きご支援とご協力をお願い申し上げます。詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください。
団体情報
- - 団体名: 公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)
- - 設立: 1981年12月10日
- - 所在地: 〒160-0015 東京都新宿区大京町31慈母会館2・3階
- - 事業内容: 教育文化支援事業、緊急人道支援事業
- - 公式ウェブサイト: シャンティ公式サイト