大学生と地元企業が結束！三田市の観光振興計画とは

兵庫県三田市では、外国人観光客の誘致に向けて、大学生と地元企業が力を合わせた新たな試みが始まっています。コロナが5類に移行した現在、大阪や京都では観光客が戻っていますが、三田市にはまだ十分な賑わいが訪れていません。市の魅力をより多くの外国人に知ってもらうために、地元の学生たちが中心となって取り組むプロジェクト「スモカモスプロジェクト」が注目されています。

課題の背景

三田市が直面している最大の課題は、外国人観光客が来た際のコミュニケーション不足です。観光地としての魅力があるにもかかわらず、訪れる人々が安心して交流できる環境が整っていないことが、観光客が少ない原因の一つです。この問題を解決するために、企業や学生が手を組んで、地域の資源を最大限に活用した施策を進めていくことが求められています。

スモカモスプロジェクトの取り組み

このプロジェクトを率いるのは、プロジェクトリーダーの酒井さんです。彼は2025年の大阪万博を契機に三田市を外国人観光客にとって魅力的な場所にするための企画を立案しています。具体的には、三田市と丹波篠山市をつなぎ、地域を活性化するイベントや交流の場を設けることが目指されています。

学生たちは、外国人観光客との接点を持つことで、自らの英会話のスキルを向上させると同時に、地域の魅力を発信する役割も担います。一例として、学生たちが外国人観光客と共同で、地元の食材を用いたバーベキューや椎茸狩り体験などを楽しむイベントが計画されています。

現在の企画段階

現在、酒井さんたちは外国人観光客が興味を持つコンテンツの構築に取り組んでおり、インバウンド集客のためのセミナーにも参加しています。特に、三田市とアメリカのシアトル市が姉妹都市であることを活かし、歴史的な背景を持つツアーを企画中です。丹波篠山市には赤穂浪士の伝説があり、これらのストーリーを組み合わせることで、より魅力的なプランが生まれることを期待しています。

今後の展望

このプロジェクトが成功すれば、三田市と丹波篠山市の魅力を国内外にPRすることができます。また、学生たちが地域の企業と協力し、地元の魅力を再発見しながら、観光振興にも貢献できるでしょう。彼らが地域に自信を持ち、外国人観光客に積極的に関わることで、地域全体の課題解決にもつながるのです。

参加の呼びかけ

プロジェクトは現在、イベントの開催を予定しています。これに参加する人員を広く募集しており、多くの方にこの活動を知ってもらいたいと考えています。地元愛を育みながら、賑わいのある地域を共に作り上げていきましょう。

詳細についてはこちらでご確認ください。さらに、三田市にある「しい茸ランドかさや」は、自然の中で椎茸狩りやBBQを楽しめる観光名所です。この場所での体験を通じて、地域の特産品を知ることもできるので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。