韓国の名作小説上陸
2024-09-12 11:29:58

韓国の名翻訳家パク・サノ初の長編小説『君をさがして』が日本に登場

韓国の名翻訳家パク・サノが描く運命の物語



韓国の著名な翻訳家、パク・サノがその豊かな経験をもとに初の長編小説『君をさがして』を手掛けました。この作品は、2024年9月12日に日本で発売されることが決定しており、多くの読者がその到来を心待ちにしています。翻訳家としてのキャリアを持つ彼が、どのような物語を紡ぎ出したのか、早速その魅力に迫ってみましょう。

複雑な人間関係と驚きの展開



本作『君をさがして』は、ソヌという学生がアランという女性を長年にわたり探し続ける物語です。アランは彼の淡い恋心の象徴であり、突如として彼女が姿を消してから10年以上も経つ現在、ソヌは未だにその記憶を抱えて苦悩しています。そんなある日、アランにそっくりな女性ジアが現れ、物語は急展開を迎えます。ジアの登場によって、ソヌの心の中の記憶だけでなく、アランの娘ヨヌやアランの姉アナンとの過去が交錯していく様子は、読み手を魅了することでしょう。

予測不能な真実



この小説の特徴は、ページをめくる手がとまらないほどのスピード感と、幾重にも重なる人間模様の描写にあります。衝撃的などんでん返しが次々と起こることで、読者は物語に引き込まれ、一気に消化することが求められます。アランを探す彼らの旅がどのような結末を迎えるのか、そこには驚くべき真実が待ち受けているのです。

装画と共に贈る魅力



著者の作品には、装画を担当した遠田志帆氏からも熱い推薦文が寄せられています。彼女は『君をさがして』の独特の展開に心を奪われ、無我夢中で読んだとのこと。この作品は、各章ごとに異なる時空に飛び込みつつ、主人公が入れ替わる様子が楽しめます。

著者の女性像



パク・サノは、翻訳者、エッセイスト、インタビュアーという多彩な顔を持つ人物です。推理小説やYA小説といったさまざまなジャンルで執筆を行っており、『単語の裏切り』や『某翻訳家の日常』などの著書も存在します。100冊以上の小説やグラフィックノベルを翻訳している経験が、本作にも色濃く反映されています。

結末に向けた旅



アランを探し続ける三人の旅は、煙のように消えた彼女の足跡を追う旅でもあります。その過程で織りなされるさまざまな感情や、反転する真実は、読者にとって心に残る体験となることでしょう。韓国から届いたこの傑作ミステリー『君をさがして』を、ぜひその目で確かめてみてはいかがでしょうか。

書誌情報


  • - 書名:君をさがして
  • - 著者:パク・サノ(原作)、柳美佐(翻訳)
  • - 発売日:2024年9月12日
  • - 価格:1,760円(税込)
  • - 仕様:四六判・312ページ
  • - ISBN:978-4-8387-3287-6
  • - 発行:株式会社日之出出版
  • - 発売:株式会社マガジンハウス
  • - URL:君をさがして


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