SYRINXの新たな挑戦
2022年3月24日、レザーブランドのSYRINXが自社サイト上で初のクラウドファンディングを実施することが発表されました。これまで、SYRINXは外部プラットフォームを利用して多くの資金を集め、累計で3.5億円以上を調達してきましたが、今回は独自の道を選ぶことにしました。この挑戦は、ユーザーとの距離を縮め、より良い体験を提供するための一環でもあります。
自社クラウドファンディングへの意義
自社サイトでのクラウドファンディングでは、広範な認知度の獲得には難しさが伴いますが、SYRINXは信頼を築くためにこの決断を下しました。顧客からの率直な意見を直接感じることで、製品づくりに活かせる機会が増えることが期待されています。このD2C(Direct to Consumer)モデルを通じて、よりダイレクトに消費者のニーズに応える製品開発が促進されます。SYRINXは、常にお客様の期待に応える姿勢を貫き努力を続ける意向を示しています。
同時開催プロジェクトの概要
このクラウドファンディングでは、昨年約7,800万円の支援を集めた「Hitoe Fold Aria」の新コレクションが2つ発表されます。これらの製品は、傷や汚れに強く、水を弾く特性を持った革を使用しており、長期間美しさを保つことができます。また、顧客からの要望に応じて、カードの落下を防ぐ機能も追加されています。
具体的には、以下の2つのコレクションが展開されます。
- - Hitoe Fold Aria - Ortensia
「Ortensia(オルテンシア)」はイタリア語で「紫陽花」を意味し、ペールトーンの美しい色合いが特徴です。
開催ページ:
Ortensia
- - Hitoe Fold Aria - Monocromo
「Monocromo(モノクローモ)」は、白と黒を基調としたエレガントなデザインが魅力です。
開催ページ:
Monocromo
製品仕様の紹介
新コレクションの製品は以下の通りです:
- - 外形寸法:約 W89 x H91 x D9 mm(カード5枚収納時の最厚部)
- - 最大容量:紙幣15枚・カード6枚・硬貨20枚
- - 製品重量:約33g
- - 革:イタリア産ホワイトタンニン鞣し牛革・国産ピッグスエード
- - 製造国:日本
SYRINXのブランド背景
SYRINXは2016年に建築家の佐藤宏尚によって創ブランドされ、オーディオ商品をデザインするために設立されました。オーディオの音質を追求する過程で出会った希少なヴァケッタレザーを使用し、次々と革製品の開発に注力してきました。これまでに、TsutsumuやHitoeなど、新たなコンセプトの製品も発表し、多くのデザインアワードを受賞。国内外でその高い評価が確立されています。
これからもSYRINXは革新的な製品を通じて、消費者との繋がりを大事にしながら進化していくことでしょう。