労使交渉を迎える今、注目されるキッチンレス社食の活用法
2026年春季労使交渉(春闘)が近づく中、賃上げ要求が高まっています。連合は全体で「5%以上」、中小企業では「6%以上」の賃上げ方針を打ち出しました。しかし、高水準の賃上げが実施される一方で、物価高に伴い個人消費が低迷している現状があります。このため、給与の引き上げだけでなく、「生活費の負担軽減」を目指す「第三の賃上げ」が注目されています。
キッチンレス社食の急成長
ボンディッシュ株式会社は、賃金に頼らない福利厚生の一環として「キッチンレス社食」を提供しています。なんと、2022年と比較して問い合わせ数が8.6倍に増加しているのです。これにより、賃上げの余力が限られる中小企業でも導入可能な福利厚生施策として認識されています。食費の自己負担額を1食あたり500〜700円に抑えられる点が、社員から高く評価されています。
導入企業の声
ある企業の代表者は「キッチンレス社食を導入したことで、ランチ代の負担が実質的に半分になり、社員満足度の向上も実感しています」とコメント。賃上げだけでなく、社員の生活をサポートする施策としての評価が集まっています。
企業の取り組みとビジョン
ボンディッシュの代表取締役、上形秀一郎氏は「賃上げの余力が限られる中、従業員の生活をどのように支えるかが経営の重要なテーマです」と述べ、キッチンレス社食の価値を広げる意義について語っています。同社は、無理なく継続できる福利厚生の提供を目指して、新しい社員食堂の形を構築してきました。
キッチンレス社食のメリット
「キッチンレス社食」は、工事不要で、電源と会議用テーブルさえあれば導入できるというシンプルさが魅力です。現地調理を行わず、食材や厨房の設置の手間を省くことで、美味しい食事を提供します。また、初期コストを大幅に削減し、約10分の1に抑えることができるという経済的メリットもあります。
メニューの多様性と品質
ボンディッシュの社食では、日替わりで全160種類以上のメニューが提供され、飽きが来ない工夫もされています。さらに、料理長が品質管理を行い、見た目や香りにもこだわることで、社員の食事タイムを特別なものにしています。
社内の活性化とコミュニケーションの促進
専属スタッフが社内コミュニケーションを活性化し、企業の雰囲気やニーズに合わせたイベント企画も支援しています。このように、単なる食事提供に留まらず、社員同士の絆を深める施策が評価されています。特に、フードロスを活用した循環型農業の推進なども手がけ、企業の社会的責任にも配慮しています。
まとめ
キッチンレス社食は、賃上げ要求が高まる中、企業が給与以外で社員の生活をサポートするための新たな手段として注目されています。ボンディッシュの取り組みは、働き方改革においても位置付けられ、今後も成長が期待される分野です。