ナリス化粧品、育休取得率77.8%の背景とは?
株式会社ナリス化粧品(大阪市福島区)は、2025年度に男性社員の育児休業取得率が77.8%に達したと発表しました。これは過去最高の数字であり、取得者の85.7%が3か月以上の長期間取得しています。このような成果は、同社の「育児・介護両立支援サポートプログラム」を含む多様な取り組みに起因しています。
働きやすい環境の整備
ナリス化粧品は、1985年に産休・育休制度を導入し、以降男女問わず育休が取れる制度設計を行ってきました。最初の男性育休取得者が出たのは2007年でしたが、取得者数が増加したのは2016年からの「育児・介護両立支援サポート」がきっかけです。このプログラムにより、管理職への教育や社員への周知が徹底され、育児休業の取得を促進しました。
管理職の理解と文化の醸成
同社では、育休取得者の数が年間10名以下で変動することがありましたが、近年は安定し77.8%という高い取得率を維持しています。その成長の一因は、管理職の理解が深まったことにあります。例えば、新たに育休を取得した人事部の採用担当は、「これから入社する社員や若手社員の気持ちを理解し、安心して働ける環境を作っていきたい」と語っています。
育休取得の相互理解を促進
長期間の育休を取得する社員は、家事や育児の大変さを肌で感じ、働く母親への敬意が高まる傾向も見られます。実際に育休を取得した社員からは、「成長の早い子どものそばで過ごせた時間はかけがえのないものであり、快諾してくれた上司やフォローしてくれた同僚に感謝したい」といった声が上がっています。このように、育休制度は社員の相互理解を深め、良好な職場環境へと繋がっています。
フレキシブルな育休取得方法
2025年度には、1児に対して分割して複数回の育休を取得するケースが増えてきたとのことです。また、育休の取得にあたっては、約4割の社員が仕事や家庭の事情に応じてフレキシブルに取得しています。
当社が製造・販売している化粧品やトイレタリー製品にとって、社員が自ら育児や家事を体験することで得られる知見は、開発やマーケティングにとって大きな資産となるのです。
今後の展望
ナリス化粧品は、これからも働きやすい環境づくりを進め、育休取得制度を強化していく方針です。育児休業を取得することで、社員がより充実した働き方を実現し、企業全体の底力を高めています。
このような取り組みから、同社は今後もさらに成長を続けていくことでしょう。社員一人一人が人様に役立てる実力を持ち、皆様に安心と幸福を届けるための努力は続きます。