ミツカングループのIT革新と新たな挑戦
2023年11月、創業220年を迎えたミツカングループは、革新の象徴として「ともに/Together」とのスローガンの下、グローバル市場での競争力向上を目指しています。国内外で61%という売上比率を誇る同社は、全世界に「日本の味」を届けるリーディングカンパニーとしての地位を確立していますが、その裏には基幹システムの刷新プロジェクトが進行中です。このプロジェクトは、複数拠点間のスムーズなコミュニケーションを実現することが大きな課題となっていました。
「コロナ禍以降、リモート会議の利用は増えましたが、メンバー間に生じる心理的な距離が問題です。中途採用や新入社員の増加を受け、心の距離を縮める努力が求められました。」とシステム企画課の久保課長は語ります。
Neat Board 50の導入経緯
その解決策として注目されたのが、ノルウェーのスタートアップNeatframeが開発したビデオ会議デバイス「Neat Board 50」です。この50インチのマルチタッチディスプレイは、カメラ、マイク、スピーカー、コンピュータを一体化しており、会議の質を劇的に向上させることができます。
ミツカンのIT部門は、あるショールームでNeat Board 50を体験し、その優れた機能に着目しました。
1.
表情によるコミュニケーションの実現
Neat Board 50は、参加者の表情を自動的にキャッチしズームアップするカメラ性能を備えています。これにより、言葉では伝わりきれない微妙なニュアンスが共有可能となり、相手の反応をより感じ取りやすくなります。
2.
オールインワンの便利さ
設置や運用がシンプルで管理者への負担を減少させます。「コンセント1本でセットアップでき、1タップで会議を開始できるシンプルな設計は、IT管理者から高く評価されています。」とシステム2課の市原氏が述べています。
3.
コスト削減と業務効率化
東京と名古屋間の出張頻度が大幅に削減されたことで、プロジェクトメンバーの交通費や移動時間の削減に成功しています。
Neatがもたらす「一体感」
Neat Board 50の導入により、物理的な距離に関わらず、プロジェクトチーム内に「一体感」が生まれました。
「導入前は、リモートでの意見の衝突がありましたが、Neat Boardのおかげで対面に近い感覚での会話が可能になり、自然とチームが共通の目標へ向かう意識が生まれました。」と久保氏はその効果を実感しています。
未来に向けた活用の広がり
このような使いやすさは、プロジェクト以外でも活用され始めており、「ともに/Together」を体現するツールとしてNeatデバイスが一役買うことが期待されています。
Neatについて
Neatframe Ltd.(通称Neat)は2019年にノルウェー・オスロで設立され、革新的なビデオテクノロジー企業として、全ての会議スペースに対応するクラウドベースのビデオ会議デバイスを提供しています。日本法人は2021年に設立され、様々な業種での導入が進んでいます。
詳しくは、
Neatの公式サイトをご覧ください。