アニメタイムズがインド市場進出の新たな一歩を踏み出す
株式会社アニメタイムズ社が、株式会社クールジャパン官民連携プラットフォーム(CJPF)が主催する『CJPFアワード2025』のプロジェクト部門において、「Anime Times Company in India」が準グランプリを受賞したという嬉しいニュースが発表されました。この受賞は、アニメタイムズがインドという急成長を遂げているエンタテインメント市場において日本のアニメを積極的に展開する取り組みが評価された結果です。
『CJPFアワード2025』では、日本の魅力を海外に発信し、共感を呼ぶプロジェクトや動画を表彰しています。アニメタイムズ社は、103件の応募の中から選ばれ、多くの注目を集めています。
インド市場へのアプローチ
アニメタイムズ社は、2023年12月からAmazonが運営するPrime Videoチャンネル内に日本発アニメ専門チャンネル「アニメタイムズ」を開設します。このプロジェクトは、インド市場向けに特化したコンテンツを提供することで、日本のアニメが新たなファンを獲得する切り札となることを目指しています。視聴者の多様なニーズに応えるため、英語やヒンディー語、タミル語、テルグ語、カンナダ語など、様々な言語に対応した吹き替え版も提供する予定です。
また、アニメタイムズでは映像コンテンツに加え、日本のアニメ文化の浸透を加速すべく、「アニメタイムズSTORE」を開設。越境ECとして、世界114の国・地域に向けた商品販売を行い、視聴者との接点を増やしています。
グローバル展開の推進
アニメタイムズ社は、エイベックス・ピクチャーズ、講談社、集英社、小学館など、13社の共同出資によって設立された企業であり、日本アニメのグローバル展開を積極的に推進しています。「Anytimeアニメと過ごそう」というキャッチフレーズのもと、2021年からは国内向けにサービスを開始し、公式YouTubeチャンネルでは最新作品や名作アニメを配信しています。
インドは14億人の人口を抱え、多様な視聴習慣が浸透している市場です。特にTV保有世帯の増加や動画配信サービスの普及により、アニメに対する関心が高まっています。この流れを受けて、アニメタイムズは現地進出を果たし、日本のアニメをより多くの視聴者に届けるための努力を続ける意向を示しています。
受賞の意義
今回の準グランプリ受賞に際し、審査員からは「インド各地でのイベント開催やECストアの展開を通じて、アニメを通じて日本文化が深く浸透していくことに期待が寄せられている」とのコメントがありました。このようなリアルイベントとオンライン配信の両方からのアプローチが評価され、高いポテンシャルを持つビジネスモデルとして認識されています。
アニメタイムズ社の社長である勝股英夫氏はこの受賞に喜びを表明し、「インドを皮切りにグローバル展開を進める中で、文化と経済の架け橋となることを目指しています。」と語りました。日本のアニメが国境を越えて広がることが期待される中、今後も彼らの取り組みから目が離せません。
CJPFアワード2025について
CJPFアワード2025は、日本の魅力を海外に発信するプロジェクトや動画を表彰する素晴らしいイベントです。アニメタイムズ社の受賞を通じて、他の企業やプロジェクトもインスパイアされ、日本のコンテンツが国外で評価されるきっかけとなることを願っています。アニメタイムズ社のこれからの展開にぜひ注目しましょう。